漂白処置を行うと、術前の歯牙の色調に対する記憶があいまいなため、その効果を患者自身が適切に評価できないことがしばしばある。
特にホームブリーチングを行っている場合は、処置がある程度の期間が必要であり、歯牙の色調変化は緩慢であり、かつ、処置期間中は前歯部の変化が気になるため患者は頻回に渡り鏡の前に立つため、漂白効果がわかりにくくなる。
そのような問題を解決するためには、客観的な画像による診査・診断が不可欠である。
写真撮影を行う際は、シェードガイドを添えて撮影するとわかりやすい。これは漂白前後の色調・色相差を示すためのみならず、術前術後の写真の色補正にも役立つ。
写真撮影を行う環境(ライトの位置・天気・時刻・季節・ユニット位置・歯牙の湿潤状態など)などにより、撮影された写真の色相は容易に変化する。
これを補正するためには、二方向間接反射光によるフラッシュ撮影を行うことが比較的容易な方法であるが、術前術後とも同じシェードガイドを添えて撮影することで、フォトショップなどの画像加工ソフトでの補正が比較的容易となる。
参考
保存修復学21、第3版、永末書店
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