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臨床はじめの一歩 >> セラミック修復ことはじめ

オールセラミッククラウンとメタルボンドの比較

強度からみた適応症

【メタルボンド】
コーピングをメタルの精密鋳造によって作成するため、一般的な鋳造金属修復と同じく適合性が高く、破折の危険性が低いため、幅広い症例に適応可である。

【オールセラミッククラウン】
メタルコーピングの強度には劣るが、高強度型セラミックス材料をコアフレームに使用したものは力学的に高い抵抗性を持っている。

両者に伴う問題点
フレーム上に築盛されたセラミックが破折することが多い。

審美性について

【メタルボンド】
メタルコーピングに起因する遮光性のため、透明感の不足、歯肉退縮などによる金属色がライン状に見えてしまう、長期使用時歯肉に金属による着色がみられるなど、審美性にやや劣る。

【オールセラミッククラウン】
変色の著しい支台歯やメタルコアの場合、生活歯やコンポジットレジン築造による支台歯に比べると色調再現性に問題が生じやすいが、高強度型セラミックス材料のコアフレームがメタルコアのメタル色をマスキングし、審美性に大きな問題とはならない。

以下にオールセラミックスシステムLavaと一般的なメタルボンドを示す。


歯質削除量の問題点

【メタルボンド】
舌側はメタルなので、オールセラミッククラウンに比べると削除量は少ない。またコーピングの厚みを0.1~0.2mm程度にすることが可能。

【オールセラミッククラウン】
支台歯のマージン全周にわたりラウンデッドショルダーやヘビーシャンファーにする、咬合面のクリアランスをしっかりとるなど、削除量は多い。
コーピングの厚みは0.4~0.6mm程度必要となるため、メタルボンドと比較して歯質削除量は明らかに多くなる。

適合性

【メタルボンド】
金属の精密鋳造なので、高い適合性が得られる。

【オールセラミッククラウン】
マージン付近の適合に問題があるという研究が報告されているが、適合性を向上させるための修正材が用意されているシステムもあり、また適切な接着材の使用により長期間口腔内で機能することができる。
近年、レジン系接着システムの急速な進化に伴い、これらの問題も徐々に解決されるであろう。

その他

オールセラミッククラウンは陶材焼付鋳造冠に比べ煩雑な操作を伴ったり、専用の機器を必要とする。

参考
・月刊 歯科技工別冊 オールセラミックスレストレーション
基礎からわかる材料・技工・臨床-(医歯薬出版株式会社)
・歯科臨床のエキスパートを目指して vol.II ボンデッドレストレーション10
オールセラミッククラウン・ブリッジレストレーション(医歯薬出版株式会社)
・現代歯科理工学(医歯薬出版株式会社)

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