OralStudioサイトのご利用ありがとうございます。
本サイトは医療従事者及び歯・医学部系学生の方へご提供することを目的として作成しております。
一般のお客さまへの情報提供を目的としたものではありませんのであらかじめご了承ください。
本サイトのポリシーに同意いただけますか?
   
※「はい」をクリックした場合、一定期間保存され次回以降の承認のお手間を省きます。
あなたの歯科医がきっとみつかる:Oral Studio 4U
会員登録【無料】隔週で最新の歯科情報をお届け

臨床はじめの一歩 >> セラミック修復ことはじめ

コーピング用材料の強靭化について

ポーセレンの強靭化方法について

オールセラミッククラウンなどのセラミック修復物のコアであるコーピング用ポーセレンの強靭化の方法について簡単に解説する。一般的な臨床においてこのようなことは特に意識して治療に当たることは少ないかもしれない(既に商品のR&Dレベルで解決されているため)が、セラミック補綴のバックグラウンドを深く理解することで、その価値をより訴求しやすくなるのではないだろうか?

コーピング用ポーセレンの分類

1.ガラスと結晶粒子の複合体
→さらに
(a)ガラスマトリックスに結晶粒子を分散(分散強化)
(b)多孔質結晶焼結体にガラスを浸透(ガラス浸透)
に二分される。

2.結晶粒子の高密度焼結体(高密度焼結)

分散強化について

ガラスマトリックスに発生した亀裂の伸展を、分散させた結晶粒子で抑制するというコンセプトである。

・リューサイトを分散させると、熱膨張係数の増大に寄与するだけでなく、ポーセレンの全体の強度を強くしている。
・マイカ(雲母)を分散させたものはマシナブルセラミックス(CAD/CAMで使用されるポーセレンのブロック)と呼ばれ、よく削れる(CAD/CAMで使用されるポーセレンブロックは焼結前のため軟らかい)。
・アルミナを分散させたものをアルミナポーセレンといい、透明性は低下するが強度は大きくなる。他にも、石英、ジオプサイドなどの結晶粒子も用いられる。

ガラス浸透について

耐火模型上で焼結、またはCAD/CAMで作成された多孔質コアの空間にケイ酸ランタンガラスを浸透させ、フレームの強度を上げる方法である。コアの材質としては、アルミナ、ジルコニア、透明度の高いスピネルが利用されている。

高密度焼結について

高純度アルミナ、または部分安定化ジルコニアが用いられる。
アルミナでは約1700℃、ジルコニアでは約1350℃で焼成して、高密度焼結の焼成体を作る方法である。詳しい説明は後に譲る。

参考
・月刊 歯科技工別冊 オールセラミックスレストレーション
基礎からわかる材料・技工・臨床-(医歯薬出版株式会社)
・歯科臨床のエキスパートを目指して vol.II ボンデッドレストレーション10
オールセラミッククラウン・ブリッジレストレーション(医歯薬出版株式会社)
・現代歯科理工学(医歯薬出版株式会社)

このエントリーをはてなブックマークに追加
歯科技工所検索システムについて詳しい資料をみる 歯科技工所情報を登録する スマートフォンから歯科技工所情報を登録する
VITA VM13(サーティーン)は、他のVMシリーズ(VM…
【透光性がさらに向上】「ノリタケ カタナ® ジルコニア」は、…