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臨床はじめの一歩 >> セラミック修復ことはじめ

歯科領域におけるセラミックとCAD/CAMの歴史

セラミック歯科応用における歴史

セラミックの歴史は、非常に古く、紀元前220年頃の中国の秦王朝時代の遺跡から赤土を使った陶器の兵馬傭から始まり、現在ではアルミナやジルコニアを代表とするFineセラミックスという強化型セラミックスも開発されベアリングやディスクブレーキ、刃物などに応用されている。

天然原料であるケイ酸を主体とする伝統的セラミックスに対して、1900年前半には高純度化された合成原料を主体にしたFineセラミックスが登場する。

工業界では、セラミックはより効率的な素材として戦前から期待され実用化されている。一方、歯科用のセラミックスは、古くは1838年に長石、カオリン、石英を合成したポーセレンが開発されたが、透過性に欠けるものであった。

【審美性を重視すると、当時は金属をフレームとして強度を補強し、その上にセラミックを盛って焼き付ける「メタルセラミックス」(陶材焼き付け冠)が、美しさと強度のバランスの取れた人工歯冠として、現在でも一般臨床でもよく選択されているのではなかろうか。
しかし、ベースの金属が光を透さないため、不適合の場合にはどうしても歯に影がかかったように暗くなったり、金属の影響で歯肉着色や歯肉ラインが後退したりしてしまい、歯肉が後退したときに歯肉とセラミックの歯のすき間に金属が覗いてしまうといった難点は全ての歯科医師が感じているものである】

セラミックを使用した歯科補綴における大きな節目は、John McLeanがアルミナを使ったジャケットクラウンを実用化し始めてからである。 以下にセラミックの歯科応用に関する歴史を示す。



その後、歯科界では伝統的セラミックスの改良と共にキャスト法、プレス法、そしてセレックのような研削法などの技術改良が行なわれてきた。

約1万7千年前 土器を使用し始める
1616 李参平が有田で磁器製造
1909 日本で板ガラスの製造開始
1931 高純度アルミナ 工業製品化
1955 GE社が人工ダイヤモンド合成に成功
1959 GE社 透光性アルミナ開発
1975 部分安定化ジルコニアのTransferタフニング現象の発見
1789 De Chemant 歯科用セラミックスの特許取得
1838 Elias Wildmanが長石、カオリン、石英の合成で歯科用ポーセレンを製作
1903 Charles Henry Landが長石系セラミックスのジャケットクラウンを開発
1963 VITA社が初の商業用ポーセレンを発売
1979 McLeanとHughesが、アルミナで強化したジャケットクラウンを開発
1985 MormannがCerecを開発し、シーメンス(現シロナ)が発売

Source: Trends Biometer. Artif.Organs,Vol 20(1),PP7-11(2006), 3M ESPE Lava Technic guide(GB)

歯科用CAD/CAMの歴史

前述のように、より強度の優れたセラミックスが応用され始めると、CAD/CAMでの加工法が導入されることになる。
以下に、近年のCAD/CAMシステムの開発の軌跡である。1985年ドイツシーメンス社(現シロナ)は、Mormannが開発したチェアサイドで加工できるシステム“セレック”(アルミナベース)を発売した。それ以降、断続的に新しいシステムが開発されることになり、21世紀にはジルコニアベースのシステムが毎年のように発売されている。

参考
・月刊 歯科技工別冊 オールセラミックスレストレーション
基礎からわかる材料・技工・臨床- (医歯薬出版株式会社)
・歯科臨床のエキスパートを目指して vol.II ボンデッドレストレーション10
オールセラミッククラウン・ブリッジレストレーション(医歯薬出版株式会社)
・現代歯科理工学(医歯薬出版株式会社)

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