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臨床はじめの一歩 >> CR充填のレイヤリングテクニック

臨床例 ― 基本テクニック2 ―

天然歯色調再現のための注意事項

9.FiltekTM Supreme Plusコンポジットレジンの透明色は、コンポジットレジンの中でも特に高い透明性を有し、まるで色ガラスのようである。
大きなIV級窩洞のように切縁部のエナメル質を再現する際に高い透明性を必要とする場合に用いる。天然歯の色調を再現する際には注意が必要である。なぜなら、扱いが難しく、重ねる際に気泡が入りやすいためである。

(図9)捻転歯の切端破折

(図10)A1BとWEの上に透明シェードを用い、繊細な切縁部を再現。

(図11)切縁の修復。これは即時矯正とも言うことができ、施術後の切端破折を防ぐ。

(図12施術後。

透明 クリアシェードの使用について

透明クリアシェードは切縁内部に用いるか、奥行きを持たせたいときに表面に用いる。例えば歯冠色が暗い年配の患者には、A6Dの上に薄い透明な一層を置くと、暗い象牙質の上に明るい色のエナメルがある、天然歯の色調とよく適合する。
透明シェードを表層に用いる場合は、修復面全体に薄く一層盛るのが最も効果的で、それは透明シェードがマイクロフィラー型レジンと比べても(さらにその他のFiltekTM Supreme Plusコンポジットレジンと比較しても)より優れた光沢を持つからである。(図9~12)

修復物の見た目が暗い場合

もし修復物の見た目が暗い場合は、明るくするためにWD(White Dentin)もしくはWB(White Body)を一層薄く盛ることによって色調が改善される。ただし、最表層には用いない。

(図13)WDとWBを暗くなった修復歯の表面におく。

(図14)不透明な材料を組み合わせて用いることにより、不透明性を強く出さずに色調調整を行うことができる。

(図15)WDは歯冠の表層に薄く一層盛ることでベースとなっている歯冠色を遮断する。また、切縁の修復にも用いられる。
完全に色を遮断したいときには不透明色が必要になるかもしれない。

テクニック向上の秘訣

新しいコンポジットレジンを用いる場合や、一色以上の色の使用に慣れてきた場合は、シェードや透明感、不透明感など満足いく結果が出せるまで臼歯部で施術を行いなさい。一度自信が持てれば(審美的にクレームがなければ)、より複雑な施術を前歯部に対して行えるようになるだろう。色を重ねていくときは、少量ずつ盛っていく。

訳者:北海道大学大学院歯学研究科 第一保存

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