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臨床はじめの一歩 >> CR充填のレイヤリングテクニック

歯肉縁上にマージンがある歯の直接コンポジットレジン修復

治療前

咬耗が著しい症例(図1)


今日のコンポジットレジンは、マージンが歯肉縁上で薄く伸びるような形状をもった窩洞に対して、MI的なアプローチをすることが可能であるという性質を持っている。

シリコンコアの作成

マージン部を形成する(図2)。


最終的な歯冠形態を模型上でワックスアップする。ワックスアップは、歯間個形空隙を強調し、どの部分においてもワックスは厚くなりすぎないようにする(図3)。

透明シリコンでワックスアップのコアをつくり、形成を行った歯の臨在歯をストッパーとするためその部分までトリミングする(図4)。

修復処置開始

はじめに修復する歯を透明マトリックスで孤立させる。サンドブラスターで処理し、ボンディングの準備を行う。透明マトリックスは、エッチング操作時とボンディング操作時に使用する。



隣接歯から孤立させた後、ボンディング材を塗布する。(図6)



FiltekTM Supreme Plusコンポジットレジンを透明シリコン内に注入し、その後しっかりと歯の上に固定する。さらに強い出力の光照射器(Elipar TM Free Light 2 LED)にて5~10秒ほど光照射する。



コンポジットレジンの予備重合後、透明マトリックスをはずす。接触点は分離のこぎりや研磨用ストリップスで適切な接触状態にしておく。


歯冠を分離、及び、隣接面部の余剰部分を取り除いた後に光照射する。図5~10に示した各ステップをそれぞれの歯に対して順に繰り返し行う。(図10)


完成。(図11)


この症例ではすべての歯においてFiltekTM Supreme PlusコンポジットレジンのシェードA2Eを用いた単色充填を行った。

アドバイス

一歯に対する修復が終了したら、ストリップスを取り除く前に修復した歯の隣接面にワセリンを薄く塗るとよい。シリコンマトリックスを圧接する際にレジンが付着しやすいため、ワセリンを塗ることで隣在歯との分離を確実に出来るからである。

ワックスアップの厚さは1~2mmに抑えなければならない。これ以上の厚さになるとレジンの光重合が不十分となる可能性が出てくる。

薄いバリが生じる可能性があるが、この場合には研磨すればもとのフェザーエッジのもとめるフィニッシングラインに合わせられる。


訳者:北海道大学大学院歯学研究科 第一保存

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