OralStudioサイトのご利用ありがとうございます。
本サイトは医療従事者及び歯・医学部系学生の方へご提供することを目的として作成しております。
一般のお客さまへの情報提供を目的としたものではありませんのであらかじめご了承ください。
本サイトのポリシーに同意いただけますか?
   
※「はい」をクリックした場合、一定期間保存され次回以降の承認のお手間を省きます。
あなたの歯科医がきっとみつかる:Oral Studio 4U
会員登録【無料】隔週で最新の歯科情報をお届け

臨床はじめの一歩 >> 印象採得総まとめ -シリコーン印象-

クラウン&ブリッジの印象

インプリントTM II を用いた連合印象1回法

インプリントTM II を用いた連合印象1回法のヘビーボディマテリアルには、一般的にはインプリントTM II ペンタTMヘビーボディ(9371P)を使用します。
連合印象1回法では、インプリントTM II ペンタTMヘビーボディの圧力で、ウォッシュマテリアルが細部に押し流され精密な印象が採得出来ます。

したがって正しく印象採得された印象面を見ると、殆どの部分がヘビーボディで印象され、マージンや咬合面の小窩裂溝など細かい部分にだけウォッシュマテリアルが入り込んでいるように見えます

印象採得に先立ち、ダブルコードテクニックにて歯肉圧排を行う。


アンダーカット部分はユーティリティーワックスや寒天印象材などを用いてブロックアウトする。写真では寒天印象材を使用している。

トレー試適後、インプリントTM II ペンタTMヘビーボディ9371P)をトレーに盛る。

インプリントTM II ギャランTMライトボディ(9378)またはレギュラーボディ(9379)ウォッシュマテリアルを支台歯の歯肉構内に印象材が途切れないように注入する。
ウォッシュマテリアルが細部に入りにくいケースでは、軽くエアーブローした後、再度印象材を注入する。

トレーの定位置に注意しながら、出来るだけゆっくり口腔内にトレーを挿入する。保持時間4分。

硬化を確認後、トレーを口腔内から取り出す。

支台歯マージン部分を観察すると、印象材は全周にわたって形成マージンより下の1次圧排糸まで到達していることが確認出来る。特に支台歯マージン部は注意深くテェックし、正確に印象採得されているかを確認する。

製作された石膏模型。印象直後は印象材から微量の水素ガスが発生するので印象採得後、30分以上経過してから石膏を注入し模型を作成する。

印象支台歯部分のカットモデルを観察すると、連合印象1回法では、マージンなどの細部はウォッシュマテリアルで印象されているが、支台歯の多くの部分はトレーマテリアルで印象されているか薄く一層だけウォッシュマテリアルが覆っている。

インプリントTM II とポジションTMペンタを用いた連合印象1回

顎堤全体に大きなアンダーカットが存在する場合や、残存歯の植立方向が著しく異なっている場合、動揺が大きい孤立歯がある場合には、印象トレーの口腔内からの撤去が困難になります。

このような場合には、

(1)連合印象1回法ではアンダーカットまでヘビーボディが入り込むことによってこのような不都合が生じます。連合印象2回法ならばアンダーカット部分は全てウォッシュマテリアルで印象されますから、二次印象材に柔軟性の大きいライトボディを使用して連合印象2回法で印象採得を行うことで解決します。

(2)あらかじめアルジネート印象材でスナップ印象をしておき、各個トレーを作成してレギュラーボディやライトボディで単一印象を行うのも良い解決法です。顎堤大きなアンダーカットが存在する場合は各個トレーの辺縁を短くしておきます。各個トレーで印象した場合にはトレーを分割して石膏模型を取り外せるメリットがあります。

(3)連合印象1回法ではアンダーカットに入り込むヘビーボディの硬化後の硬度が高いことによって上記のような不都合が生じます。したがって硬化後も柔軟性の大きいポジションTMペンタTM印象材をヘビーボディの代わりに使用することにより解決します。

以下に(3)のポジションTMペンタTMを使用する方法を紹介します。(ポジションTMペンタTMは基本的に単一印象用の概形印象材ですから対合歯の印象などが本来の使用法です。)

印象採得に先立ち、二重圧排する。

アンダーカット部分は寒天印象材などを用いてブロックアウトする。

各個トレー試適後、ポジションTMペンタTM(29012)をトレーに盛る。

インプリントTM II ギャランTMライトボディ(9378)またはレギュラーボディ(9378)を支台歯の歯肉構内に印象材が途切れないように填入する。ウォッシュマテリアルが細部に入りにくいケースでは軽くエアーブロー後、再度印象材を填入する。

トレーの定位置に注意しながら、出来るだけゆっくり口腔内にトレーを挿入する。保持時間4分。

インプレガムTMペンタTMソフトを用いた単一印象

インプレガムTMペンタTMソフトは、ポリエーテル印象材特有のにおいがなく、印象の撤去が容易な弾力性に富む新しいタイプのポリエーテル印象材です。
インプレガムTMペンタTMソフトでは、既成トレーを用いて単純印象1回法で精密印象の採得が可能です。印象採得のステップが単純であること、印象採得に必要な時間が短いこと、低ココストであることがこの印象法のメリットです。

ダブルコードテクニックにより歯肉圧排を行い、2次圧排糸を撤去後、口腔内を乾燥させる。

今回トレーには、トレー用接着剤が必要無い3MTMインプレッショントレイを使用したが、トレー用接着剤が必要なトレーでは専用のポリエーテルアドヒーシブ(30600)を塗布し30秒から60秒間乾燥させておく。15分間乾燥させるのが理想的。


残存歯のアンダーカット部分をユーティリティーワックスや寒天印象材等を用いてブロックアウトする。

必要量のインプレガムTMペンタTMソフト(31730)をペンタTMシリンジに填入する。

インプレガムTMペンタTMソフト(31730)をトレーに盛る。

ペンタTMシリンジを用いて、支台歯の歯肉構内に印象材が途切れないように注入する。残存歯の小窩裂溝にも気泡が入らないように咬合面にも印象材を注入する。

トレーの定位置に注意しながら、出来るだけゆっくり口腔内にトレーを挿入する。保持時間は3分15秒。

硬化を確認後、トレーを口腔内から取り出す。支台歯マージン部を拡大すると、印象材は全周にわたって形成マージンより下の1次圧排糸まで到達していることが確認できる。

このエントリーをはてなブックマークに追加
歯科技工所検索システムについて詳しい資料をみる 歯科技工所情報を登録する スマートフォンから歯科技工所情報を登録する
「バーチャル」は、無歯顎からクラウン、ブリッジ、インレー、オ…