以上、ミキシングシステムと従来の練和について簡単に示したが、最後に、半年使用した感想を以下に示す。
・当初は、カプセルをミキシング機器にセットする際、若干セットし辛いことがあったが現在は特に感じない
・カプセルによって、必要となる器具(アプリケータなど)が若干異なるため、統一規格を作って欲しい
・充填用GICに関しては、このシステム無しで診療していたことが信じられない
(現在は全くストレスフリーでGIC充填が行いえる)
・診療における人為的な差を減少でき、安心感が全く違う
前述した“導入のキッカケ”で示した以外の思いがけなかった非常に大きな効果を2つ示す。
当クリニックで使用しているウルトラマットSは非常にオシャレなため、良く患者より質問される。「これは何する機械ですか?」と。簡単に説明していて感じることとして、患者は歯科医院の衛生面についてかなり厳しい視点を持っているということである。
本システムについて説明することは、このような視点に対し大きな安心感を与えるようである。歯科医院において感染防御対策を当たり前に行っている現在、あまりにあっけない話ではあるものの、理解しやすい話でもある。
当クリニックにおいてミキシングシステムを導入するに当たり、セメント選択基準を明確にした。ミキシングシステムを導入している歯科医院で勤務したことがないスタッフがほとんどであるため、当システムに興味を持つとともに、セメントに関心を持ち、自発的に学習するようになった。
また、その波及効果として、印象採得や充填における適応症等についても自発的に学習をはじめ、アシスト業務の効率向上、及び、DH業務に関する様々な器材に対し自発的に興味を持つようになった。
当システムに限らず、器材選択においてよく引き合いに出される話として「コストは?」という質問がある。確かに、コスト意識は重要であるが、一般的なビジネスモデル(「信頼・安心・結果のスパイラル構造」という点において他のビジネスモデルと同様)感覚においても、材料費等の見かけ上のコストはたいした問題にならない。
当システム導入に際し、様々な側面よりおこりえるイベントをシュミレーションしたが、それにも増して前進的な結果を得ることができた。
少しでもランニングコストに余力があるならば、先ず揃えるべきシステムだと自信を持って推奨できる。
→リバルーティングのフッ素徐放性に関するエビデンス情報はこちら
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