歯科治療との関係 |
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高血圧と歯科治療 |
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虚血性心疾患と歯科治療 |
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低血圧患者と歯科治療 |
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不整脈の患者 |
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糖尿病と歯科治療 |
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気管支喘息と歯科治療 |
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高齢者への薬物投与 |
脳血管障害 |
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脳血管障害後の嚥下反射・咳反射 |
<WHOの分類>
収縮期血圧が140mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上
<原因>
80~90%が原因不明の本態性高血圧である。
→慢性に経過しているために、虚血性心疾患、脳血管障害、腎障害などの動脈硬化による多臓器病変が生じていることが多い。
→局所麻酔使用時には降圧療法の実態を把握し、急激な血圧上昇に伴う諸症状を生じないようにすることが必要。
本態性高血圧以外の二次性高血圧は、腎疾患や妊娠中毒、副腎腫瘍に続発して起こるもの。
→急性に経過するものが多い。
<血圧測定の注意点>
・カフの幅と腕の太さ
カフの幅が広いほど血圧は低く、狭いほど高く測定されやすい。
→カフの幅は上腕の円周の40%が適当
・測定時の体位
どの体位でも血圧計の水銀タンクは心臓の高さに調整する必要がある。
<治療法>
第一選択剤はアンギオテンシン変換酵素阻害薬や、カルシウム拮抗薬などの血管拡張薬が使われるようになってきている。ニフェジピンなどのカルシウム拮抗薬はプラークコントロールが不十分な場合歯肉肥大やエプーリスを発症させるおそれがあるため注意が必要。
降圧目標は150/90mmHg前後に設定されている。
十分な問診を行う。
<問診内容>
・症状の有無
・何年前から血圧が高くなったか
・合併症の有無
・高血圧にたいする治療内容の確認
・主治医への対診
<診療における注意点>
降圧剤を服用して正常範囲にコントロールされている場合には、高血圧薬との相互作用に注意して歯科治療を行う。一般に降圧剤は朝・昼・夕の3回、朝・夕の2回または、朝1回処方されていることが多いので、歯科治療は午前中が望ましい。治療開始前には必ず、血圧を測定し、その日の降圧剤の服用の確認を行う。
治療中の体位は心臓への負担軽減と脳血管抵抗の軽減から坐位を優先すべきである。
高血圧患者は高血圧による圧受容体反射の異常反応や降圧剤の影響で起立性低血圧を起こしやすいので、治療中、治療終了時の体位変換は緩徐に行うように注意する。
<血圧コントロールされていない場合>
コントロールされていない場合は内科医との対診を行い、コントロールが良好になるまで歯科治療を差し控える。急性炎症時には痛みにより血圧が上昇する症例では鎮痛剤などの薬物療法を原則とする。
<対処>
術前の血圧が180/110mmHgを超えている場合は降圧目標に達するまで延期するべきである。異常高血圧が生じたときの対処法を主治医と打ち合わせを行っておくべきである。
<緊急時の投薬>
カルシウム拮抗剤であるニフェジピン:アダラートのカプセルは経口的に投与しても効果の発現が迅速で使いやすい。実際はアダラートのカプセルの内容を出して舌下投与する。
<局所麻酔薬>
血圧の変動がなく、コントロール状態がよければ、エピネフリンとして40μg(8万分の1添加リドカインカートリッジ1.8mlで2本弱3.2mlまで)の使用は問題ないとされている。
シタネストーオクタプレシンは高血圧患者に頻用されているが十分な止血効果を得るまでに3~5分を要することを知っておくべきである。
しかし、β遮断薬や、レセルピン・α−メチルドパ、降圧剤の副作用対策で処方されている三環形坑うつ薬はエピネフリンの血圧上昇作用を増強するため注意が必要。
<鎮痛薬>
非ステロイド系抗炎症薬と降圧利尿剤のうち、サイアザイド系および類似系利尿薬との併用で、著しい血圧変動や降圧効果の減弱を起こすことがあるので注意が必要。
塩基性の鎮痛消炎薬であるチアラミドとの併用は特に合併症で腎障害がない限りこの心配はない。
<抗菌薬>
セフェム系抗菌薬とループ利尿剤との併用で腎毒性の増強が見られることがある。
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