OralStudioサイトのご利用ありがとうございます。
本サイトは医療従事者及び歯・医学部系学生の方へご提供することを目的として作成しております。
一般のお客さまへの情報提供を目的としたものではありませんのであらかじめご了承ください。
本サイトのポリシーに同意いただけますか?
   
※「はい」をクリックした場合、一定期間保存され次回以降の承認のお手間を省きます。
あなたの歯科医がきっとみつかる:Oral Studio 4U
会員登録【無料】隔週で最新の歯科情報をお届け

高齢者・有病者 >> 口腔ケア

口腔ケア 摂食嚥下メカニズムについて

概要

皆さんご存知の通り、摂食嚥下とは、食べ物を認知し咀嚼し、そして嚥下するという一連のシステムの事です。
この動作には、口腔組織、筋・神経など多くの組織が関与し、非常にシステマティックに統合されています。
本項では、簡単に摂食嚥下に関わる各ステップを見ていきましょう。



①先行期

まず目・鼻・耳で食べ物を認識します。
この認識により、食べ物の味や性状を連想し、反射的に食べる為の準備(胃液や唾液分泌促進や食欲増進)が行われます。
それ故、要介護高齢者の方々の食事介助においては、まず、食べ物をしっかりと認識してもらう事が非常に重要となります。

②③口腔準備期(口腔への取り込み&咀嚼と食塊形成)

【口腔への取り込み】
食べ物を認識した後、口腔内に適量の食べ物を取り込むため、まず開口を行います。
取り込んだ後、閉口して咀嚼に移るわけですが、このときに表情筋が非常に重要な役割を担います(口唇閉鎖など)。
表情筋は全て顔面神経支配ですから、顔面神経が麻痺しているとうまく閉口する事ができず、捕食が難しくなります。
ただし、適切なリハビリを行うことにより、ある程度問題は解決されます。

 

【咀嚼と食塊形成】
口腔粘膜に存在する感覚受容器により、口腔内に取り込まれた食物に関する情報(温度・圧覚・味覚・触覚)が即座に脳に送られます。
脳により感覚情報は即座に解析され、運動神経線維を通じて咀嚼筋、舌骨上筋群に命令が伝わり、下顎運動が起こり、食物は咀嚼されます。

ただし、単なる顎運動のみでは、食べ物は頬側や舌側に落ちてしまい、うまく咀嚼できません。
そのために、舌や頬粘膜が協調して食べ物をうまく歯列に乗せ、咀嚼するのです。
ここでも顔面神経は非常に重要な働きをします。

④⑤口腔嚥下期~咽頭期

食塊を舌の運動により口唇から舌根部へと移動させ(随意運動)、咽頭に入った食塊を食道に送りこむ(不随意運動・嚥下反射)までの期です。

舌の運動は全て舌下神経で支配されています。舌下神経核において、上位ニューロンが交叉し、そこより舌下神経が発生します。
それゆえ、舌下神経核より上位で神経障害が起こると障害側と反対側の舌筋に麻痺が起こり、舌下神経核よりも下位で障害が起きると同側の舌筋に麻痺が生じます。

嚥下反射は、正常では1秒以内に食塊が咽頭から食道に送り込まれます(この反射は加齢による衰えることはないといわれている)。
反射が起こる為には、咽頭・喉頭蓋・軟口蓋の粘膜中に分散する感覚受容器が刺激を受けると起こります。
感覚受容器の感度低下や知覚神経の感度が鈍い場合は、舌根部や咽頭壁に刺激(アイスマッサージ等)を与える事で嚥下反射が誘発されます。

参考文献:
嚥下障害ポケットマニュアル第二版、聖隷三方原病院嚥下チーム、医歯薬出版株式会社、2003 セミナー わかる摂食・嚥下リハビリテーション1巻、植松宏/監修、医歯薬出版株式会社、2005

このエントリーをはてなブックマークに追加
歯科技工所検索システムについて詳しい資料をみる 歯科技工所情報を登録する スマートフォンから歯科技工所情報を登録する
フィット感に優れたグリップ形状&ラバーにより操作性をUP。握…
両端のチップを使い分けて、より精密なブラッシングをあらゆる症…