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高齢者・有病者 >> 嚥下反射・咳反射

下反射や咳反射に関わるサブスタンスP

サブスタンスPの関わり

サブスタンスPは、嚥下反射や咳反射に関わる非常に重要な物質である。健常者において、迷走神経及び舌咽神経の知覚枝の頚部神経節で合成されたサブスタンスPは逆行性に咽頭や気管に運ばれ、それら末梢神経において一定濃度に保たれている。
食べ物を飲み込もうとしたり気管に異物が混入したりした場合(刺激が加わった場合)、上記末梢神経に貯蓄されたサブスタンスPは放出され嚥下反射や咳反射が起こる。その過程を見てみると・・・
① サブスタンスP放出
② サブスタンスP放出を末梢神経が認識
③ 迷走神経もしくは舌咽神経が中枢へシグナルを送る
④ 中枢より各種反射反応を起こすよう指示
という具合である。ゆえに、サブスタンスP蓄積が必要量に満たない場合、サブスタンスP放出が起こらず、または放出されても③のシグナル伝達が不十分なため、反射が起こらない可能性が高くなる。このようなケースで誤嚥リスクが増大し、全身状態と相まって誤嚥性肺炎を起こす。

嚥下・咳反射に関わるサブスタンスP合成について

嚥下反射や咳反射に関わる迷走神経及び舌咽神経知覚枝に存在するサブスタンスP合成は、大脳基底核(深部皮質または旧皮質と呼ばれ、系統発生学的には古い大脳部)にある黒質線条体(メラニン色素を含むため黒褐色に近い色の組織であり、パーキンソン病では黒質の神経細胞の脱離がおきるため黒調が薄くなりドーパミン合成が減少する疾患である。)で生成されるドーパミンにより促進されることがわかっている。

サブスタンスP合成低下について

嚥下・咳反射に関わるサブスタンスP合成を促進する黒質線条体のドーパミン合成が低下することにより起こると考えられている。当部位でのドーパミン合成を阻害する原因としては

・ パーキンソン病
・ 当部位における脳血管障害(当部位は穿痛枝領域で脳動脈の走行特徴により障害を生じやすい)

が挙げられる。すなわち、パーキンソン病や大脳基底核付近に脳血管障害を持っている患者は、嚥下・咳反射に関わるサブスタンスP合成が低下しており、誤嚥リスクが増大すると考えられる。
最近の報告によれば、65歳以上の健常者の約半数に大脳基底核付近に何らかの脳血管障害が認められた.このようなケースでは、当部位でのドーパミン合成が低下し咳反射や嚥下反射が低下するため、日常的に不顕性誤嚥を起こし、全身状態が悪化した際に肺炎に至ると考えられる。

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