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高齢者・有病者 >> 介護新聞より ~口腔ケア~

介護予防 ― 口腔機能向上 ―

介護予防の「口腔機能向上」と私たちの活動の連携について 

平成18年度より選択的な介護予防サービスとして、運動器の機能向上・栄養改善・口腔機能向上が盛り込まれました。これを受け多くの事業所よりさまざまな質問や口腔ケアの展開方法についての問い合わせをいただいております。
これにより、口腔ケアには興味があったがなかなか実行に踏み出せなかった方々や施設も具体的な行動を起こそうとされているようです。
社会保障審議会介護給付費分科会第39回の議事録によれば、「口腔機能向上加算」について以下の様に言及しております。「口腔機能の低下している又はその恐れがある利用者に対し、歯科衛生士等が口腔機能改善のための計画を作成し、これに基づく適切なサービスの実施、定期的な評価と計画の見直し等の一連のプロセスを実施した場合に加算する」とあります。
現実的にはなかなか難しいこと(通所系介護サービス事業所への歯科往診は認められておりませんので)ですが、本加算においては歯科衛生士等の歯科医療従事者との連携が重要となってくるのではないでしょうか。今回はこの連携に関する方法論についてお話しいたしましょう。

~利用者さんの口腔内状態の把握について~

今まで何度も述べてきましたが口腔ケア行う上において1番重要なことは、ご利用者さんの口腔内状態を把握することです。
そして、その方に専門的な歯科治療が必要か、もしくは日常的な口腔ケアで対応できるかをある程度選別できる目を現場のスタッフの方々にお待ちいただく必要があります。

  その理由は、一般的な歯科往診や施設全体もしくは居宅における口腔ケア導入(患者様の希望により提供するサービス)と介護予防サービスとしての口腔機能向上(自立支援の観点に立った効果的・効率的なサービス)は本質的には同一ながら、その展開方法には大きな差があると考えるからです。

  すなわち、前者は歯科医療従事者がケアの主役(口腔ケアを中心においたプラン提供)となりますが、後者は介護関係者の皆様がケアの主役(全身ケアの一部として口腔ケアを位置づけたプラン提供)となるのです。利用者さまに対する口腔機能改善のための計画やアドバイスは歯科医療従事者側から提供されるものですが、その前段階にある大まかなアセスメントに関しては日常的にケアされている介護スタッフの方が行うことが望ましいと私たちは考えます。
ただし、現在存在する口腔ケアアセスメントシートは簡便すぎるかもしくは歯科医療従事者以外の方にとっては理解し難いものも多くあるのではないでしょうか。

  ですからまずは、簡便な口腔ケアアセスメントを行ったうえで歯科衛生士や歯科医師とともにご利用者さんの口腔機能向上のためのケアプランを作成していく方が介護スタッフの方々の成長も早いのではないでしょうか。
まず見る→確認し訂正する→そして実行する→最後に評価する、この流れをつくることによってご利用者さんに対する効果的・効率的な口腔機能向上が行われると考えます。

~例えばこんなのいかがでしょう?~

私たちは日常的に診療していて感じる「足りない口腔ケアのポイント」がいくつかあります。しかもそのポイントは口腔機能向上に大きく貢献するものかもしれません。今回はすぐにでも導入できる二つのポイントをご提案しましょう。

・適切な入れ歯洗浄剤を定期的に使用した「入れ歯の入浴サービス」
適切な入れ歯洗浄剤を使用すれば3日に一度の洗浄で十分です。週2回サービスを利用される方であれば昼食後入れ歯の入浴は如何でしょう?洗浄剤の自己負担分は約200円程度です。

・スポンジブラシによる「お口のエステサービス」
これは昼食後お口の中をスポンジブラシでマッサージ(実際は粘膜ケア)を行うものです。一人ずつ洗面台の前で行なおうとすれば拒否があるかもしれませんが全員で楽しく行えば一つのイベントになるのではないでしょうか。

~最後に~

今回は少し堅い話から始まりましたが如何だったでしょうか。私たち歯科医療従事者にとってお口の中はまさに日常ですが、皆様にとっては摩訶不思議な空間かもしれません。それ故高齢者や有病者の口腔内は今までほとんど触れられることがなかったのかもしれません。
しかし、一度口腔ケアを行い、その効果を知れば間違いなく皆様も病みつきになることは保証します。日常的に適切に提供される口腔ケアは、最高のエンジェルケアになりえるものです。
実はつい数年前までは、私も高齢者や有病者に対する口腔ケアの効果については大して知りませんでした。だからこそ余計に熱くなれるのです。ぜひとも一人でも多くの介護従事者や医療従事者の方々にその効果を知っていただき、ご利用者様や患者様の幸せに貢献していただきたいと願ってやみません。

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