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高齢者・有病者 >> 介護新聞より ~口腔ケア~

口腔ケアの重要性 番外編 ― 2 ―

番外編~口腔ケア勉強会より徒然・・・~

今回は番外編なのであまり皆様のためにならないかもしれませんがご容赦ください。ご存知の方も多いかもしれませんが、昨年私は口腔ケア勉強会を札幌市で3回開催いたしました。毎回参加者募集から数日間でほぼ定員の8割程度の参加予約をいただき私どもにとっても非常に勉強となる会を開催させていただいておりました。

1回目は口腔ケアに関する知識及び方法論座学、2回目は口腔ケア実習、そして最後の3回目は歯科医療従事者以外の方から見た口腔ケアという議題で耳鼻科医、薬剤師、言語聴覚士の先生方の講演およびディスカッションをさせていただきました。これらの勉強会を通して私が感じたこと、そして現在行っている活動についてお話しさせていただきたいと思います。

~口腔ケア勉強会の開催に至った経緯~

自身で口腔ケアを軸とした訪問歯科を立ち上げてちょうど2年が経過した頃、ある壁が立ちふさがりました。私たちの日常臨床において、いかに口腔ケアが有病者や要介護高齢者に対して有効であるかが見え始めた時期でした。
当たり前のことですが、いちばん口腔ケアが効果を発揮するのは、介護スタッフや医療スタッフがその重要性を認識し日常的に口腔ケアを導入するケースであるということもわかってきました。

口腔ケアの効果とは、歯科的な問題解決のみならずQOLの向上(味覚の改善、唾液分泌の向上、口臭の消失等)や熱の減少といったものが含まれます。
これらの効果を少しでも多くの困っておられる方々にご提供したいと考え口腔ケア勉強会を立ち上げました。

~口腔ケア勉強会を開催して感じたこと~

口腔ケア勉強会に参加された方々は皆様非常に熱意にあふれ、知識も豊富で素直な感想として感動しました。できればすべての皆様といっしょに仕事がしたいと感じるほど楽しいものでした。熱意や知識レベルだけでなく患者様やご利用者様に対する思いに感動しました。

  3回目の勉強会において歯科医療従事者以外の先生方にお話をいただいたのですが、すべてのお話に共通していることとして「口腔ケアはチームアプローチで行わなければ達成できない」という点でした。3回の口腔ケア勉強を通して私が思い悩んでいた点もまさに「いかにして口腔ケアをチームアプローチに持っていくか」ということでした。

  というのも、勉強会に参加する方々は口腔ケアの重要性を十分認識され自身の手技を高めたいと考えております。
しかし組織としてそれを行い得るかどうかまた別問題ではないでしょうか。
すなわち、一般的な口腔ケア勉強会では現場は変わらないと考えるに至りました。そこで今後は、施設や組織自体で口腔ケアの導入を図りたいというご要望に対してクローズドで口腔ケア勉強会を開催していこうと考えたのです。現在も私のHP経由で口腔ケア勉強会への参加希望のメールをよくいただきますが、まことに残念ながら現在オープンな形での勉強会を主催しておりません。

~その後の勉強会とその効果について~

クローズドな口腔ケア勉強会に移行(昨年12月より)して現時点で5カ所の施設および組織にて勉強会を開催しました。この場合の勉強会は、どのような話題についてフォーカスをあてて欲しいかということについて事前にお伺いすることにより、より効率的なものとなります。
また時間や場所をフレキシブルに指定できることにより、より多くの方々と接点を持つことができます。1つはある程度大きな組織かつ遠方でしたのでその後の歯科的なフォロー(口腔ケアや訪問歯科治療等)は行うことができませんでしたが、その他の施設についてはある一定の成果を上げ始めております。

  事業者や組織体で口腔ケア導入を図るいちばん大きなメリットは「結果が出るまでの時間が非常に短い」ということに尽きるでしょう。
スタッフの意識向上およびいつでも相談できる専門家の介入により、利用者様の誘導および家族とのコンセンサス一致が非常にスムーズに運びます。
また、新たな専門家が介入することにより、ご利用者様に対する見守りの目が増えることも全身管理において有効であると指摘されております。
今後は、できる限り私たち歯科医療専門家の介入頻度を低下させつつよりご利用者様の口腔内状態をより良く維持できるよう努力していかなければと考えております。

~最後に~

勉強会とは難しいものです。各個人のスキルアップという点では非常に有効な手段ではありますが、その先まで効果を波及させるとなると一筋縄ではいかないことがよくわかりました。
また半面、様々な分野の多くの方々が口腔ケアのスキルアップを望まれているにもかかわらず、私の勝手な理念や考えによってオープンな口腔ケア勉強会を中断し誠に申し訳ない気持ちでいっぱいです。体が二つ三つあればさまざまな有益な勉強会や望まれている方々により幅広い歯科的アプローチが提案できるのに・・・と日々悩み、これらが解決できるよう、歯科における人的資源の発掘および育成に力を注ぎたいと考えております。

  平成18年度より開始される介護予防の流れもありまして現在多くの方々が口腔機能向上に対しご興味を示されております。できるかぎりその流れに対応できるよう今後とも邁進していく所存でございます。
今後は、一般的な歯科診療に加え、介護や医療における口腔諸問題を解決できるツールを提案していければ、また違った形で皆様のお役に立てるのではないかと感じております。

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