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高齢者・有病者 >> 介護新聞より ~口腔ケア~

歯科介入なしに口腔ケア

歯科医療従事者介入なしに、口腔ケアを導入する場合のチェックポイントについて

介護保険の改定を鑑みるに、介護の現場において今後口腔ケアを導入する機会が増加する可能性があります。実際は歯科衛生士や看護師等がいる前提で口腔ケア(口腔機能向上)を行っていく必要性がありますが、今回は歯科医療従事者の介入がない状況において、いかに口腔ケアを行うか、ということについてお話します。

  既に今までの記事を読まれていれば、十分口腔ケアのポイントをご理解いただけているとは思いますが、今回は具体的な項目を挙げながら説明させていただきます。

まず注意点

近年あまりにも数多くの口腔ケアグッズが販売されておりますね。正直、歯科医師の私ですらそれら全てに対する理解は難しい状況で、新商品が発売されるたびに購入し、使い勝手等に関して調査しておりますが、実際のところはそれほど画期的な商品はないと考えます。

  余程粗悪な商品でない限り、使い手(ご高齢者&介助者)がはっきりとした目標(今までの原稿を参照&口腔ケアに関する成書に譲ります)を持って使用すればある程度の結果はついてきます。ですから、あまりケアグッズを多くしないほうが良いでしょう。また、頻繁にグッズを変更するのも如何なものかと思います。以下の注意点を参考にしてグッズを選んでください。

ケアグッズ選定基準

①歯ブラシ:
あまり安いものは良くありません。歯とハグキの境がきっちりと磨くことができる大きさのもの(小さいものの方が良い)をお選びください。

②歯間ブラシ:
あれば良いですが、なくても結構です。

③入れ歯ブラシ:
握り手の大きなものが使いやすいです。山切りカットと一列カットの二つのブラシがついているものが便利です。

④粘膜ケア用:
スポンジブラシでもその他粘膜ケア用のものでも良いですが、衛生的に使用できるものを選んでください。私はプラスティックの柄のスポンジブラシを使用しております。

⑤歯みがき粉:
特にいりません。

⑥入れ歯洗浄剤:
カンジダ菌を除菌できるものを選んでください。除菌率のみでは、カンジダ菌を除菌できるかどうか分かりません。

以上を参考にして、皆様なりのケアグッズを選定してみてください。質問等がございましたらお気軽にご連絡ください。

口腔ケア介助練習の必要性

私の経験から、「口腔ケアを日常ケアに導入しよう!」という意気込みのある方は、ほぼ確実に素敵な口腔ケア介助(導入、チェック&フォロー)ができるようになるようです。そのために必要なことは、

①まずお口の中をしっかり見ること、
②人のお口の中をケアする姿勢&ポイントを体験より学ぶこと、

につきます。
例えば、停電した中で褥瘡のケアや入浴介助ができるでしょうか?同じことです。
以上の2つのポイントを解決するためにやるべきことは、「口腔ケア介助の練習」を介助スタッフ間で行い、そのコツをスタッフ間で共有することです。
多分1時間程度の時間を割けば、飛躍的に向上します。そして、健常者同士で歯ブラシや粘膜ケアを相互実習することにより、やられたら嫌なことや苦しいことがわかります。

  まず見て問題点を抽出(最低限のチェックポイントの表に示します。全てのスコアーが0となることが目標です)、実際にご本人にケアしていただく(このとき何気なく重点的にケアをするポイントに誘導、ただし初回は一緒に行うこと)、お口の中をチェック、必要ならば介助ケアを行う、そして最後に十分盛り上げる、これが一連の流れです。
どうにか洗面台までご自身でいける方に対する介助はこの程度で十分にきれいになります。一見新しいケアを導入するとなると大変そうですが、既に流れを作っている現場ではたいした労力にはなっていないようです。

まとめ

介助されている方には本当にたくさんのお仕事があると思います。その上更に新たなケアを導入するのは至難の業ではないでしょうか?
また、病棟の看護師さん達も同様でしょう。ただ、口腔ケアも全身ケアの一つとして認識され始めました。ポイントはいかに効率的に、かつ短時間で行うか、に尽きます。寝たきりの方に対する口腔ケア介助は別ですが、その他の方に対しては、「いかにご自身で行える作業を増やすか?」と「いかに適切な声がけ、チェック、介助ができるか、すなわち問題点を介助者が認識できるか」が重要となるのです。ライト片手に相互実習、是非ともお勧めします。

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