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高齢者・有病者 >> カンジダ感染について

カンジダ症の治療について

カンジダ症の治療

カンジダをはじめ、真菌による感染症は、一般に皮膚または粘膜に限局して発症する表在性真菌症が多いですが、ヒトの体の抵抗力が低下している場合には、体の内部の器官が侵される深在性真菌症が発症することもあります。

【治療においての基本事項】
カンジダ症は日和見感染によるものなので、治療は
・ 全身状態の改善
・ 口腔カンジダ症では口腔清掃
も治療では重要な役割をはたします。

【表在性真菌症の場合】
表在性の皮膚カンジダ症、口腔内のカンジダ症は病変部の乾燥に心がけ、ぬり薬タイプの抗カンジダ薬を外用すれば2週間くらいで治癒します。

【深在性真菌症の場合】
しかし、深在性のカンジダ症や慢性皮膚粘膜カンジダ症、爪カンジダ症などではアゾール系抗真菌薬の内服を必要とします。


抗真菌薬

抗真菌薬には、
・ 皮膚、毛髪、爪などの表在性真菌症に対しておもに局所に適用するもの
・ 消化管や内臓などに存在する深在性真菌症に対して内服や全身適用するもの
とがあります。

真菌は原核生物の細菌とはちがって、人と同じ真核生物であるため、細胞の基本的機構はヒトと類似しています。そのため、選択毒性の高い抗真菌薬の開発は抗細菌薬に比べてむずかしく、遅れています。

■選択毒性とは
抗感染症薬において、病原微生物に対してだけ強い毒性を示し、宿主の生体には作用しないという性質が選択毒性です。
ピンポイントに病原細菌に毒性を示す、いわゆる高い「選択毒性」を示すことが理想ですが、現在、臨床で使われている多くの抗感染症薬は多かれ少なかれ、宿主生体に対しても有害な作用を示すことが知られています。これが抗感染症薬の毒性、副作用とか呼ばれるものです。
臨床的に使われているものは、副作用の面で一応許容範囲内にありますが、使用に際しては副作用を少なくするための投与方法などの配慮が必要です。

■ポリエン系抗生物質
真菌細胞膜のエルゴステロールという成分に結合し、膜を壊して殺菌します。
抗菌力はきわめて強いですが、動物細胞のコレステロールにも作用するため副作用も強いです。

・ナイスタチンnystatin
消化管カンジダ症に内服で用いられます。

・アムホテリシンB amphotericin B
消化管カンジダ症に内服で用いられます。
深在性真菌症に対して最も確実な抗菌力を発揮し、静脈内または髄液腔内などへ直接投与されます。カンジダ症やアスペルギルス症などの真菌症の第一選択薬です。
副作用として、腎障害、消化器症状、発熱、頭痛などがみられることがあります。

■フルシトシンflucytosine
深在性真菌症に経口投与されます。
真菌のDNA合成阻害を主な作用として抗菌力を示します。

■アゾール系抗真菌薬
真菌細胞膜のエルゴステロールを合成する反応を抑制し、真菌の増殖阻止や殺菌の効果を引き起こす。
・イミダゾール系抗真菌薬
ミコナゾールは皮膚粘膜カンジダ症や白癬症に静注や座薬として用いられます。
エコナゾールは、膣真菌症や皮膚真菌症に座薬や外用薬として用いられます。
クロトリマゾールはHIV患者の口腔カンジダにトローチとして用いるほか、膣真菌症の座薬として、また表在性カンジダ症の外用薬としても用いられます。
ケトコナゾールは皮膚カンジダ症や脂漏性皮膚炎などに外用されます。

再発について

多くの場合は1週間程度で症状が和らいできますが、カンジダ症は再発しやすい病気なので、自己判断で薬を中止しないようにしましょう。

<参考文献>
現代歯科薬理学 第5版 医歯薬出版

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