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知覚過敏症罹患モデル象牙質へのレーザー照射が透過性に与える影響について

知覚過敏症罹患モデル象牙質へのレーザー照射が透過性に与える影響について

研究キーワード レーザー,象牙質知覚過敏症,封鎖性
出典 善入 寛仁ら: 日歯保存誌51, 48-62, 2008
研究者所属 大阪歯科大学大学院歯学研究科 歯科保存学専攻
研究概要 レーザーを用いた知覚過敏症の治療の作用機序
(1) 歯髄そのものを鎮静させ、痛覚を低下させる方法 (2) 露出した象牙細管の開口部を塞ぐ方法 (3) 象牙質のたんぱく質変性を利用する方法がある。

(1) は組織透過型レーザーが、そして(2) (3) には表面吸収型レーザーが適している。今回は(2) を目的とした表面吸収型レーザーであるEr:YAGレーザーとCO2レーザーの透過性に与える影響について検討する。

2種のレーザーの特徴
Er:YAGレーザー
2.94μmの波長の中赤外線で、水に対する吸収体であることから低出力でも象牙質に含まれるヒドロキシアパタイトの蒸散や変性を引き起こす。
CO2レーザー
10.6μmの遠赤外線であるため低出力でもたんぱく質を凝固させる。このため低出力で用いる必要がある。

方法
Er:YAGレーザーとしてErwin AdvErl(モリタ製作所)を用い、表示出力0.35W(35mj、10pps)、パルス幅0.2ms、注水あり、エアーあり、コンタクトチップは先端直径600μmのC400Fチップおよび先端直径135μmの細径ファイバーが束状になっているブラシチップを使用した。
CO2レーザーとしてPanalas C05Σ(パナソニックデンタル四国エレクトロニクス)を用い、表示出力2W、注水なし、エアーあり、照射モードはΣモード(パルス幅0.8ms、クーリングタイム30ms)コンタクトチップは先端直径が2.0mmの1Aチップおよび1.0mmの2Aチップを使用した。

健全牛歯の象牙質を用いレーザー単独による透過抑制率と象牙質知覚過敏抑制材(MSコート、グルーマディセンシタイザー)とレーザー併用時の透過性抑制率について実験を行った。この時、照射距離を0mmと1mmと2パターンで実験を行った。

結果
(1) 2種のレーザーとも象牙質透過性を抑制した。
(2) 照射距離を離すことによって象牙質透過性抑制率が減少した。
(3) 象牙質知覚過敏抑制材を併用すると抑制率が向上するものが多くみられた。
臨床との融合 Er:YAGレーザーおよびCO2レーザーともに、象牙質知覚過敏抑制剤を併用することで知覚過敏症の症状改善に効果があることが示唆された。ただし、レーザーの照射条件には気をつけられたい。

※以下の図表は原著より改変

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