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【第1回】抗菌性を備えた新次元の接着システム「クリアフィル メガボンドFA」

はじめに

  大阪大学大学院歯学研究科
口腔分子感染制御学講座(歯科保存学教室)
今里 聡

ミニマル・インターベンションの概念の導入に伴い、修復治療は歯質保存的な方向へと一気に進路を変えた。
しかし、歯質削除を少なくしようとすると、かえって感染歯質を取り残してしまい、予後が不良となるリスクが生じる。
そんな中、われわれの研究の成果として開発された抗菌性を備えた接着システムが、2006年4月に「クリアフィル メガボンドFA」として市販されるに至った。
クリアフィルメガボンドFA(以下メガボンドFA)は、抗菌作用の発現によって二次う蝕のリスク低減をもたらす世界初の接着材料であり、従来からの接着システムとは一線を画す新次元の修復材である。


メガボンドFAとは

メガボンドFAは、一液性のセルフエッチングプライマーと一液性のボンディングレジンからなるツーステップタイプのセルフエッチングシステムである(図1)。

わが国に先んじて、アメリカでは2004年3月に、ヨーロッパでは2005年2月に「Clearfil Protect Bond」の名前で発売され、海外ですでに話題を呼んでいる。
プライマーに、われわれが開発した抗菌性モノマーMDPB(Methacryloyloxydodecylpyridinium bromide,図2)が5%添加されており(表1)、窩洞への塗布時には未重合のMDPBが殺菌剤として作用することにより抗菌効果を発現する。
また、ボンディングレジンにはNaF系のフッ化物が添加されており、フッ素徐放能を備えている。
FAのFはfluoride-releasing property(フッ化物徐放性)を、AはAntibacterial activity(抗菌性)を示している。
わが国での商品名としてはメガボンドの名を冠しているが、決して従来からあるメガボンドの後継やアップグレードバージョンではなく、ある種の薬理作用を発現する接着“バイオアクティブ・ボンディング”という今までにはないコンセプトを具現化した全く新次元の接着材料である。

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