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審美 >> 審美性歯面コート材の特性と歯質への影響

審美性歯面コート材の特性と歯質への影響

審美性歯面コート材の特性と歯質への影響

研究キーワード コート材,紫外線吸収効果,テトラサイクリン変色モデル
出典 福井 優樹ら: 日歯保存誌51, 24-39, 2008
研究者所属 大阪大学大学院歯学研究科 歯科保存学専攻
研究概要 歯面コート材とは
(1) 変色歯、着色歯、インレー、クラウンなど修復物に塗布することにより審美的改善することができる。
(2) 歯質を削除することなく歯面をセルフエッチングプライマー処理し、フッ素徐放性の特殊なフロアブルレジンを塗布し、重合させることのみで前処置が済む。
(3) ハンドスケーラーなどにより比較的容易に除去できる暫間的な審美性材料

この研究はホワイトコート(クラレメディカル)とビューティーコート(松風)を用いて
1.歯面コート材の光の透過率を測定 2.辺縁封鎖性 3.除去の繰り返しによるエナメル質への影響について調べたものである。

方法
1.コート材としてホワイトコート(シェードOB3、オペーク)、ビューティコート(シェードBW3、W0)、グラスアイオノマー(シェードYB)、コンポジットレジン(シェードAO3)の6群。それぞれの厚さを0.1,0.3,0.5,1.0mmの試料を作成した。
天然歯エナメル質0.3,0.5,1.0mmの試料作成。この27種の試料を用いて光透過率の測定を行った。さらに0.3mmの試料をテトラサイクリン変色モデル(ニューアパタイトライナータイプ II の粉と液にテトラサイクリンを混ぜて硬化させたもの)の外面に位置させ、光を遮断し、7日間光照射を行い、色差を測定した。

2.天然人抜去歯エナメル質にメーカーの指示どうりに2種のコート材を塗布した試料を作成し、37℃水中に24時間浸漬、5℃と55℃水中に各30秒間浸漬のサーマルサイクル500回(TC500)、1000回(TC1000)の3群を用意した。その後、0.5%塩基性フクシン溶液に浸漬し、試料をダイヤモンドソーにて長軸方向に切断し、光学顕微鏡を用いて観察し、色素漏洩を調べた。

3.ヒト天然歯を切り出し、無処理群とプライマー塗布群、コート材塗布し37℃24時間浸漬群、TC500群、TC500を行った後コート材を除去し再びコート材塗布を3回行った群の5群を用いて走査電子顕微鏡を用いて、エナメル質表面の観察を行った。

結果
光の透過性:紫外線吸収効果が示唆された。テトラサイクリン歯の変色の進行を抑制することが示唆された。
辺縁封鎖性:塗布初期の辺縁封鎖性は良好だが、長時間の使用で封鎖性が低下すると考えられた。
エナメル質への影響:コート材の塗布-除去を繰り返し行った場合のエナメル質表面への影響は少ないと考えられる。
臨床との融合 複数回除去-塗布を繰り返しても歯質への影響が少ないことから、若年者や妊婦などの漂白禁忌症例や重度のテトラサイクリン症例に対して用いることができる。
しかし、辺縁封鎖性の低下は長期間の使用により着色による審美性の低下や齲蝕を引き起こすことになるので注意が必要。
高い紫外線吸収効果はテトラサイクリン症例に対して有効であることが示唆される。
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