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基礎 >> 歯牙構造

象牙質の構造・組成・物性

化学的組成と構造

象牙質の化学的組成は、エナメル質と大きく異なるものの、骨やセメント質と非常によく似ている。
象牙質の組成は、65.70%が無機質(ほとんどがヒドロキシアパタイト)、有機質は18%、水が12%である。無機質結晶の大きさはエナメル質のものと比較すると非常に小さく、有機質のほとんどはコラーゲン線維である。
象牙細管は象牙質内を歯髄腔からエナメル-象牙境まで貫く管状構造体である。歯髄の最表層部(象牙質側)では象牙芽細胞の本体が並び、その本体から象牙芽細胞突起が象牙細管内に伸びている。

この象牙細管を取り囲むように存在する極めて微細なコラーゲン基質を含む石灰化度のやや高い厚さ1μm以下の管周象牙質という。
管周象牙質に覆われた象牙細管どうしの間(マトリックス)を埋めているのが石灰化の程度が低くコラーゲン線維を含む管間象牙質である。
象牙質は、無機質をフイラーとし、有機質をマトリックスとした複合材料であるといえる。そのためほとんどが単一の無機質からなるエナメル質とは異なった物性を示す。

下の左図は、象牙質表面をセルフエッチングプライマーで処理(メガボンド使用)し、処置面に対し垂直に象牙質試料を割断し、SEM観察を行ったものであり、右図は象牙質表面を37%リン酸ジェルで15秒処理したものである。


物性

象牙質は、外層に象牙質とは物性が大きく異なる極めて硬く脆いエナメル質で覆われている。この異なる物性のため、咬合力などの歯牙にかかる応力を緩和している可能性も指摘されている。
また、エナメル-象牙境の物性は、両者の中間の物性を示すことが示唆されており、この部分が双方に加わる応力の緩衝地帯となり、エナメル-象牙質の生物学的接着安定性を維持している可能性があると考えられている。


ウィキペディアリンク: 象牙質
wikipedia link: dentin

参考図書: 保存修復学21 第3版、永末書店
        Ten Cate 口腔組織学 第3版

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