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コラム >> 薬剤師の現場より

薬剤師からみた口腔徒然(1 ― 唾液は万病の薬 - 不老長寿の薬 - ―

唾液は万病の薬? 不老長寿の薬?

口腔乾燥

お口、乾いていませんか?
唾液が不足していると、口がネバネバし口臭が消えない。舌が痛む、食べにくい、呑み込みにくい、話しにくいなどがおこってきますね。
これは口腔乾燥(ドライマウス)と呼ばれています。

原因は?

原因としては、まずは薬物。血圧の薬、利尿剤、安定剤、アレルギーの薬、睡眠薬などの副作用が考えられます。市販の薬でも風邪薬、鼻炎の薬、胃薬などが関係している場合があります。心当たりの方は主治医やかかりつけの薬剤師に相談してください。

次に、リウマチ、糖尿病、肝臓病、シェーグレン症候群など疾病が原因の場合です。疾病が原因なら治療すれば良いことになります。しかし、その治療薬でも口腔乾燥をおこしてしまうことが少なくないのです。放射線治療、歯磨きのしすぎ、入れ歯、お茶の飲みすぎ、唾液腺の萎縮、口呼吸、ストレスなどが関係していることもあります。

病気を悪化させるドライマウス

口腔乾燥症(ドライマウス)は様々な症状の悪化を招きます。なぜなら唾液は万病の不老長寿の薬、それが不足しているわけです。食べ物を湿潤して消化を助け、呑み込みやすくするだけでなく、酵素類が働き、殺菌、保護、緩衝、洗浄、消炎を行うことで、歯周病、虫歯、口内炎を防いでいます。従って味覚異常やカンジダ症になったり、口の中の炎症が治りにくくなったりといったことも発生します。

さらには、咀嚼(そしゃく)や呑み込む力が弱り、誤嚥(ごえん)性肺炎につながる場合もあるのです。誤嚥性肺炎は、高齢者、睡眠時、口腔衛生の悪化などいくつかの要因が重なった時が危険です。例えば、寝たきりで歯磨きが出来ず、不衛生な状態で、薬物も服用しなければならない状況ならドライマウスがあるはずです。長引くにつれ、咀嚼や呑み込む力が弱り、気管の入り口を閉める反射も鈍くなります。そして、睡眠時などに、口の中の細菌が、気管、肺に入って肺炎を起こしてしまうのです。

対策

基本はよく噛むこと
対策としては、
(1)ガムや昆布を噛んだり、よく噛んで食べたり、おしゃべりをするなど、あごを動かす習慣をもつ。
(2)歯磨き剤はラウリル硫酸ナトリウムなどの界面活性剤や研磨材の含有するものは避ける。
(3)洗口液は、アルコールや殺菌剤、刺激的な成分が入っているものは避ける。
ということが基本になります。

健康保険では『サリグレン』『エボザック』『白虎加人参湯』『麦門冬湯』『人工唾液』などの薬物治療も行われておりますが、保険はききませんが専用の保湿ジェルなどがつらい症状の緩和にはかなり効果的ですので、併用することをお勧めします。

栄養面から見た口腔乾燥

栄養面では、亜鉛が不足すると口腔乾燥症による痛みや味覚障害などの症状を強めます。ちなみに亜鉛を多く含む食品は、牡蛎(かき)、数の子、大豆、小豆、納豆、あさくさのり、てんぐさ寒天、カシュウナッツ、アーモンドなどです。
サプリメントでいえば、牡蛎肉エキスや亜鉛酵母の入ったものです。

その他にも、グルテン基剤のガム、ヒアルロン酸含有のガム、出汁昆布を小さく切ったものなどで、お口の中が乾燥しないよう工夫することでも楽になります。

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