緑茶の口腔ケアに関する効果は様々な成書において紹介されておりますが、具体的にどのような緑茶にどの程度のカテキンが含まれているのかといった内容にまで言及しているものは少ないですね。ここでは、カテキンに関する総論を提供し、その2において実際のカテキン含有量を示します。
今やカテキン真っ盛りというくらいの普及ぶりですが、意外とその正体は知られていません。カテキン(catechin)とは緑茶などに含まれる化学物質です。カテキンには似たような仲間があり、緑茶に含まれるのは次の4種類であることがわかっています。
カテキン類はどうゆう風にからだに良いのか、まとめてみました
●抗菌作用
O−157やサルモネラ菌、コレラ菌など人体に有害な細菌に対し、優れた抗菌作用を有していることが学会等で報告されています。菌なら何でもやっつけるのかというとそうでもないようで、例えば腸内の善玉菌(乳酸菌やビフィズス菌)に対しては無効なので、腸内細菌叢の改善には効果的とは言えます。寿司などのナマ物を食べた後にアガリと称して緑茶が供されるのは、案外先人の知恵なのかもしれません。
●抗酸化作用
まず「抗酸化」という意味についておさらいします。体内に摂取された食物などは、酵素などによって分解・代謝されますが、その過程の一部に参加過程があり、そこで活性酸素というものが発生します。この活性酸素は細胞のDNAを傷つけるという性質があり、傷つけられたDNAは高い確率でがん化します。抗酸化作用とは、悪玉である活性酸素の発生を抑える作用のことです。
●抗腫瘍作用
抗酸化作用が「がんの発生」を抑えるということなら、抗腫瘍作用は「がんの成長の抑制」といえます。がんの細胞はそれ自身が成長するために周囲に多くの血管を新しく作るという性質を持っています。新しく作られた血管網は、がん細胞自身を肥え太らせるためにどんどん血液を供給し、より強力になったがん細胞は更に血管を多く作り、自分をどんどん大きくしていくという悪循環に陥ります。カテキン類は、このがん細胞の血管を新しく作る力を抑え込む働きを有しています。血管網を新しく作れなければ、がん細胞は増殖することができず、結果として腫瘍そのものが大きくなるためのを抑制することになります。
お茶の渋味成分は主にカテキン類によると言われています。ということは、渋味が強いほどカテキン類の含有量が多い、ということになります。さて、それならば渋いお茶であればあるほど体にいいのか、ということを誰もが考えますね。確かに理論上はそうかもしれませんが、あまりにも渋味の強いお茶をおいしぃ〜って飲めるものでしょうか?
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出典: あるたな 健康食品情報研究会 健康食品情報研究会:北海道大学大学院薬理学研究科 臨床薬剤学分野内 参考HP:財団法人日本健康・栄養食品協会 http://www.jhnfa.org/index.htm |
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