約半年経って…【研修医の皆さんへのメッセージ@北大研修医講義】

自身の研修医時代の悩み

私は北海道大学出身で、新潟の…会と、北大の第一補綴にて半年間研修しました。皆さんのちょうど1年先輩にあたります。

皆さん、研修期間もちょうど半年過ぎ、歯科診療とはどんなものであるかぼんやりと見えてきたころだと思います。また、同時に、将来の進路に関してちょうど悩み始めるころでしょう。

私もそうでした。
・大学院に進学しようか、
・開業医に勤務しようか、
また
・何を専門としてやっていくか、
・他に何か選択肢がないか
と日々悩んでいました。

ちょうどそんな立場にある皆さんに対し、訪問歯科治療を選んだ私から、「訪問診療とはどのようなものか」ということを少しでもお伝えできれば幸いと感じ、本日、半年間で経験したことをお話させていただきます。

よろしくお願いします。

 

訪問診療に触れる前の訪問診療に対するイメージ

ちょうど進路を悩んでいた頃の私は訪問診療について諸先輩方にヒアリングを行いました。その結果、

・普通の診療もできないのに、往診なんてできるとは思えない
・往診は、中途半端な診療しかできない
・往診なんてやっていたら、普通の診療はできるようにならない
・普通に診療ができるようになれば往診なんてできるようになる

等のマイナス意見が聞かれました。

 

しかし、様々な文献を読み、訪問診療の重要性や診療内容等について学ぶに従い、なんとなくこれらの意見に違和感を覚え、学生時代のライターである現院長にお話を伺いました。ちなみに、現院長は前述の通り(実際の講義では、この発表の前に現院長が発表している)、本気で往診をしている人です。

そこで伺った実際の診療に関する様々な示唆や、私自身の義歯に対する興味・好奇心により、訪問診療を学ぼうと決心しました。

 

【私なりの考え方 ‐実際の現場を経験して‐】

その診療体系に関しては先ほどお話があった通りです。
みなさんの中にも、訪問歯科診療に対しマイナスイメージを持っている方もおられるでしょう。しかし、そのようなイメージとは違う診療であるということを知っていただきたい。すなわち、診療に対する向き合い方によって、様々な意見があるということです。

なぜ、私がそういう考えに至ったかというと

訪問診療の特殊性を十分理解した上で、患者に対して真摯に向き合い、妥協のない診療を行なう自負と
訪問診療の難しさや奥の深さに日々触れているからです。

それでは、そのように考えるに至った具体的な話に入っていきます。
以下、6つのポイント、すなわち、

・患者さんは一人ではないということ
・患者さんの状況は日々変化していること
・患者さんとの関係構築の難しさ
・外来との往診の違いの把握
・外来診療と訪問診療の共通点
・喜び

に分けてお話を進めます。

 

 

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