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コラム >> 近眼の歯科医療従事者のみなさまへ

レーシック(LASIK)の歴史

屈折矯正手術の歴史

レーシック(LASIK)は屈折矯正手術です。
レーシック(LASIK)の基本術式でも記しましたが、屈折矯正手術の原理は角膜を削り屈折率を減少させることに尽きます。その歴史は1869年まで遡ります。
以下に、大まかではありますが、屈折矯正手術の歴史を記します。

1983年ごろまで

現在はエキシマレーザーを用い、高い精度で角膜を削ることができますが、当時は現在のような検査機器もレーザーもありませんでした。すなわち、メスで角膜表面に切開を入れる手術【放射状角膜切開術:Radial Keratotomy=RK】でした。

⇒角膜に混濁が認められる、もしくは精度が悪く普及しない

1983年~1990年ごろまで

IBMが開発した半導体加工のためのレーザー、エキシマレーザーを使用すると高い精度で切開が可能で熱変性も起こさないため、屈折矯正手術に応用され始めました。この当時、角膜表面にエキシマレーザーを照射する手術【角膜表層切開術:Photorefractive Keratectomy=PRK】が普及し始め、RK方式と取って代わりPRKが主流となりました。PRKでは角膜上皮を専用カンナで除去し、レーザー照射します。これは、表面照射術式として分類されます。

1990年~

1990年、世界で初めて角膜表面にフラップを作成しエキシマレーザーを照射する手術【レーシック:Laser in Situ Keratomileusis=LASIK】が行われました。角膜表面をマイクロケラトーム(眼科用電動カンナ)でスライスしフラップを作成し、露出した角膜実質にエキシマレーザーを照射します。照射後フラップを元に戻します(フラップは元と同じ強度には戻りません)。レーシック(LASIK)は、層間照射術式に分類されます。

当時主流だったPRKは痛みを伴うため、徐々にレーシック(LASIK)が受け入れられるようになってきました。

■ラセック(LASEK)とは?
アルコールを用いて角膜上皮のみの薄いフラップを作成し、エキシマレーザーを照射する(1999, M.Camellin)。レーシック(LASIK)との違いは、フラップの作り方とフラップを戻さないこと。PRKやエピレーシック(EPI-LASIK)と同様に表面照射術式(ボーマン膜はレーザーで除去される)に分類される。
ラセック:Laser-Assisted Sub-Epithelial Keratectomy=LASEK

■エピレーシック(EPI-LASIK)とは?
エピケラトームという機器を用いて約50μmの角膜上皮のみの薄いフラップを作成し、エキシマレーザーを照射する(2003,I.Pallicalis)。PRKやラセック(LASEK)と同様に表面照射術式に分類。

2001年~

アメリカのINTRALASE社より、コンピュータ制御によって精密なフラップを作成できる“イントラレースFSレーザー”が開発されました。これにより従来のレーシック(LASIK)で使用されていたマイクロケラトームよりも精度が高く、また安全により薄いフラップを作ることができるようになりました(⇒このためエキシマレーザーを照射できる角膜厚さが増えました)。イントラレーシック:Intra-LASIKと呼ばれます。



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