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クラブリ補綴学 >> 技工操作

連結法

個々の症例において連結法を検討するための要点

・補綴装置全体に求められる強度と適合精度
・支台歯に対する支台装置の着脱方向の制限を回避するための工夫
・補綴装置全体を強固に固定して応力の伝達と分散をはかるか、緩やかに結合してより生体に近い形をとるかの設計の選択

固定性連結の種類

固定性連結とは、歯冠補綴装置が完成時に一体成型されたものとして完成している場合をいう。
歯科臨床に応用されている固定性連結法

・一塊鋳造法
・ろう付け法
・溶接法
・鋳接法
・CAD/CAM装置を使用したミリング加工による一体成型法
などがあります。

■固定性連結法の種類

固定性連結一塊製作法一塊鋳造法ワンピースキャスト法
CAD/CAM法ミリングによる機械加工法
ろう付け法ろう合金の添加法 
溶接法母合金の添加法 
鋳接法キャスト法と添加法の併用 

「ろう付け法」については、次のコンテンツで詳細に説明する。以下では、「一塊作製法」「CAD/CAM法」「溶接法」「鋳接法」を解説する。

一塊作成法:一塊鋳造法(ワンピースキャスト法)

製作する歯冠補綴装置を一体としてワックスアップし鋳造するもの。
連結部の設計はワックスアップ時に付与した形態で決定される。

■利点
・一体成型であるため組成が均一で、強度や耐食性にも優れている
・清掃性、審美性の観点から連結部の断面積を大きくとれない場合には最も望ましい方法

■欠点
・鋳造収縮の補償や変形の防止、鋳造欠陥の回避などが困難
←製作する補綴装置全体の歯数やポンティックの数が増えると、使用する金属量が飛躍的に増加

■適応
3歯程度まで:4歯以上にわたるブリッジの場合は、ほかの連結方法と併用が必須

一塊作成法:CAD/CAM法

歯科用のCAD/CAMシステムでは製作物を一塊として削り出す切削加工が可能

■利点
・同質の素材で材質の安定した加工が可能で、鋳造が困難な材料も活用可能

■欠点
・複雑な形態を再現するには、装置が大型で高価になる
・切削加工では使用する工具(ドリル)の刃先よりも小さいへこみは製作できない
→連結部が狭く複雑な形態をとるような場合は下行が困難
・工具が消耗しやすい
・被削体の削りカスが材料として無駄になる
・切削加工が可能な材料しか利用できない

補綴物を連結:溶接法

母材同士を直接接合する方法で、狭義には溶接法と圧接法に大別できる。

【溶接法】
アーク、アセチレンなどのガス、テルミット、電気抵抗、赤外線、レーザーなどの熱源で母材そのものを局所的に融解して接合する方法。

■利点
・作業模型上での溶接が可能

■欠点
・局所のみが瞬間的に加熱・冷却を繰り返し、変形をきたす場合がある
・溶解深度もあまり見込めない。

【圧接法】
高温に加熱しながら高圧を加えて接合する
以前は金箔充填といった手法が行われていたが、現在は臨床応用されていない。

補綴物を連結:鋳接法

既製部品を組み込んだろう型を製作し、埋没、鋳造することにより、接合面を緊密に機械的に嵌合させ連結する方法。
ろう付けとは異なり、既製部品の表面に中間合金は生成されず接着材や合着材も使用しないので、単純に合金同士の機械的嵌合効力と理解してよい。

参考文献:クラウンブリッジ補綴学 第4版 医歯薬出版株式会社

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