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感染予防 >> 診療における感染対策

医療事故を予防する方法

予防に際して・・・

歯科において、患者は医科と異なり、感染症の有無が不明なことが多い外来患者であること、探針やリーマーなどの鋭利な針状の器具が多く、事故も起こりやすい。また歯科器具のなかにはコントラなどのように、洗浄滅菌後何度も使うため、処置時だけでなく後片づけの際に事故に遭う危険もある。そのため、歯科診療は感染症を媒介しやすい特殊な環境であるといえる。このような環境下で医療事故を予防するためには以下のことに注意し、マニュアルを作ることである。

(1) 観血処置時には最低でもグローブやマスク、ゴーグルを着用する
(2) 観血処置器具は大きな専用のトレーを用い、それら器具のアシスタントからの直接手渡しは事故のもととなる危険性があるため行わない。
(3) 後片づけの際にはディスポーザブルのゴム手袋を着用し使用後の器具を触らないようにする。(細かい器具はピンセットを用いて分別)
(4) 観血処置器具は2%ステリハイド(アルデヒド系消毒薬)に60分以上浸漬してから水洗、洗浄する。
(5) 術者は使用後のメス刃や鋭利な針状器具の方向を揃えて置くようにする。
(6) 注射針はリキャップはしない。どうしてもリキャップが必要な場合はワンハンドで行う。
(7) 注射針やメス刃などの廃棄物などは専用容器に術者が捨てる。
(8) 事前に感染症情報が明らかな場合にはコメディカルスタッフ全員にわかるようにする。
(9) 安全な器具の取り扱いについても日頃より対策を協議し、徹底させる。

医療事故発生時の対応

(1)受傷者の対応
患者の感染症罹患の有無にかかわらず、すぐに大量の流水で創部血液を絞り出しながら洗浄し、0.5%ミルトン消毒液に3~5分浸す。(スタンダードプレコーション)その後、院長などの雇用主やリスクマネージャーに発生時刻、状況などを報告する。

(2)雇用者またはリスクマネージャーの対応
報告を受けた雇用者またはリスクマネージャーは被事故者を労働災害として扱い、しかるべき病院に受診させる義務がある。いずれも事故後数時間以内の対応が重要であり、本来は事前に患者の血清学的検査結果がわかっていることが前提となっている。しかし不明時には感染源患者の承諾を得て、採血し被事故者に持参させ、患者の血清学的検査をすることで被事故者の感染源をはっきりさせる必要がある。

ウイルスキャリアーの血液で汚染された場合

体液の付着部を1%次亜塩素酸ナトリウム液に浸した脱脂綿で拭き取った後、石鹸を用いて十分に水洗する。
(次亜塩素酸ナトリウムはウイルスに対して滅菌レベル)
その後、十分にアルコール含剤(ウェルパスなど)を付ける。切創や刺創に対しては流水下で血液を絞り出した後、直ちに大量の流水と石鹸で洗う。また眼への飛沫は大量の流水で洗った後、1%次亜塩素酸ナトリウム液で軽く洗う。いずれの場合も内科医や眼科医の診察を受け、抗体検査を受けることが望ましい。

参考
院内感染防御マニュアル、(株)じほう
シンプル微生物学、南江堂
臨床のレベルアップポイント、デンタルダイヤモンド社

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