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感染予防 >> 診療における感染対策

院内感染について

現在の院内感染

従来からの感染性疾患に加えて、多くの抗生剤に耐性をもつMRSAなど従来とは違った感染症が問題になってきている。加えて近年の医学の進歩により多くの患者の命が救われた反面、さまざまな易感染患者が増え、日和見感染などの普段は病原性を持たない常在菌や弱毒菌が感染を起こすなど新しい局面を迎えている。さらに肝炎ウイルスやHIVウイルスなどのウイルスの感染が問題になってきている。

易感染患者について

(1) 白血病、再生不良性貧血などの血液疾患
(2) 寝たきり老人
(3) 代謝障害(糖尿病患者、腎不全、肝不全など)
(4) 癌患者やそれに伴う抗がん剤、免疫抑制剤、放射線治療を受けている患者
(5) 移植を受けた患者
(6) 心臓に疾患がある患者
(7) AIDSに罹患している患者
(8) 自己免疫疾患患者

歯科における感染経路

血液・唾液・プラーク・痰・歯石や膿の直接接触や、汚染された器具、器械、エアロゾルとの接触が考えられる。もちろん

(1) 患者から医療従事者
(2) 医療従事者から患者
(3) 器械・器具から患者や医療従事者

に感染することが考えられるので全てにおいて注意が必要である。

感染経路別予防

(1) 空気感染
●長時間にわたり微生物を含む直径5mm以下の微小飛沫核が空中を浮遊し、感染にいたるもの。
●結核、麻疹、水痘がこれにあたる。N95マスクを使用し、応急処置に留める。

(2) 飛沫感染
●咳、くしゃみ、会話などで直径5mm以上の微小飛沫核が飛散して感染を起こすもの。
●1m以下の距離で感染のリスクがある。インフルエンザ、流行性耳下腺炎、風疹、マイコプラズマ、溶血性連鎖球菌、百日咳、ジフテリアなど。マスク、グローブ、めがねは必ず必要。

(3) 接触感染
●患者との直接接触、患者に使用した機器・器具などから感染するもの。
●一番われわれにとって重要なものである。HBV/HCV/HIV/MRSA/O-157/単純ヘルペスなど多くの感染疾患がこれに含まれる。

肝炎ウイルスとHIVについて

(1) B型肝炎
●患者数は150万人
●ワクチンが存在している。
●血液または体液による感染。
●母子感染が主である。輸血歴とは関係ない。
●針刺し事故時の感染率は30%程度。
●針刺し事故が起きた場合は直ちに水で血液をもみだし、病院に行き、採血をし抗体があるかどうか調べる。なければ抗HBV薬の筋注を行う。発症までに1~6ヶ月くらい時間があるので注意。

(2) C型肝炎
●患者数は250万人
●感染した人の70~80%が慢性肝炎に移行し、高頻度で肝硬変から肝癌を発症する。
●輸血による感染が主であった。
●針刺し事故時の感染率は1%以下だが、B型肝炎のような抗HCV薬は存在しないため定期的に病院に通う必要がある。

(3) HIV
●患者数は1万人
●感染する可能性のあるものは精液、膣分泌液、血液、母乳のみで唾液や汗などからは感染しない。
●針刺し事故時の感染率は0.3%。血液が粘膜に付いた時の感染率は0.1%程度とされている。
●針刺し事故が起きた場合はただちに水洗いし、血液をもみだす。そしてできるだけ早くに病院に行き、抗HIV薬の処方をしてもらう。1ヶ月間飲み続ける必要がある。

参考
歯科医院のための感染対策実施ガイドライン デンタルダイアモンド増刊号
チェアーサイドのインフェクションコントロールガイドブック デンタルダイアモンド社
院内感染予防システム 歯界展望

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