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保存修復学 >> グラスアイオノマーセメント

GICの定義と特徴

GICの定義

グラスアイオノマーセメント(以下GIC)とは、“フッ化アルミノシリケートグラス(以下グラス)とポリ酸が酸塩基反応することにより硬化する、水を構成成分としたセメント”と定義されている。国際標準化機構(ISO)では、ポリアルケノエートセメントと命名している。
ポリ酸がグラス表面に作用し、その結果溶出する金属イオンがポリ酸と架橋結合して立体構造のポリ酸塩マトリックスが形成される。ポリ酸とは、アクリル酸・イタコン酸・マレイン酸の共重合体である(以下図参照)。これら3つの酸は共通してカルボキシル基をもつため、一般的にカルボン酸といわれる。

GICの特徴

GICの一般的な特徴として以下の項目が挙げられる。

(1) 材料自体に接着性がある
(2) フッ素イオン徐放、リチャージ作用があり、抗ウ蝕作用を有する
(3) 抗プラーク性がある
(4) 徐放フッ素イオンにより脱灰象牙質の再石灰化を促進
(5) 親水性であるため歯質となじみやすい
(6) 硬化時収縮が少ない
(7) 熱膨張係数が歯質と近似
(8) 歯髄刺激性が少ない
(9) 硬化初期に感水性がある
(10) 硬化後は乾燥に弱い
(11) 非貴金属に対して接着性を示す

GIC開発について

GICは、1969年、英国国立化学研究所のA・D・WilsonとB・E・Kentによって開発された。(1873年Thomas Fletcher によって開発されたシリケートセメントのテクノロジーを引き継いで開発)
当時のGICの組成は、粉末成分は現在と同様のアルミノシリケートグラスであったが、液成分はポリアクリル酸水溶液であった。当時のGICは、アルミノシリケートグラス(alumino-silicate glass)とポリアクリル酸(polyacrylic acid)水溶液の頭文字を取って、ASPAセメントとして製品化された。
その後、開発に加わったJ.W.McLeanらにより、セメントの粉液成分組成の改良が行われ、液成分にカルボン酸であるアクリル酸・イタコン酸・マレイン酸の共重合体が開発されたことにより、安定したGIC硬化体を得ることが出来たころは非常に重要である。

参考
Advances in GLASSIONOMER CEMENT, quintessence books
保存修復学21、第3版、永末書店 他

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