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保存修復学 >> グラスアイオノマーセメント

GICのフッ素徐放性と抗プラーク性について

GICのフッ素徐放性について

GICからフッ素イオンが徐放されることは周知の事実である。GICの粉末成分に含まれるフッ化アルミニウムやフッ化カルシウムが液成分と水分中において反応することでフッ素イオンが徐放され、GICマトリックス内およびセメント周囲に拡散していく。
フッ素溶出は水分が存在する環境下で行われ、セメントの化学反応が進行している間徐放され続ける。GICは初期硬化の後も長期間内部で硬化反応は持続するため、長期間にわたってフッ素イオンは徐放される。徐放されたフッ素イオンは隣接している歯質に取り込まれ、歯質中のヒドロキシアパタイトと結合し、耐酸性の高いフルオロアパタイトを形成すると考えられている。
このため、脱灰が起こっている歯質表層の化学反応は再石灰化傾向に傾き、セメントと接している歯質には耐酸性層が形成され、二次齲蝕が予防されると考えられている。また、GICの優れた性質として、抗プラーク作用がある。以下にAdvances in GLASSIONOMER CEMENTの図を改変したGIC材料から徐放されるフッ素累積量変化を示す。

GICのフッ素リチャージについて

GICのフッ素リチャージとは、一度フッ素を放出したGICに再びフッ素が取り込まれることである。GICは、充填直後は高濃度のフッ素イオンを溶出するが、経時的に溶出量は低下する。しかし、GICは歯磨剤や洗口剤、フッ化物の局所塗布などによりGIC本体にフッ素イオンを再び取り込み、蓄積し再溶出させることが可能である。

GICの抗プラーク性について

修復物表面におけるプラーク形成を抑制させるため様々な研究が行われている。そのような中、従来型GICは、古くより抗プラーク作用があると着目されている。GICにはフッ化アルミノシリケートガラスが含有されており、粉液が混和されることによりフッ素イオンが溶出し抗プラーク作用に関与していると考えられている。

参考
Advances in GLASSIONOMER CEMENT, quintessence books
保存修復学21、第3版、永末書店 他

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