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象牙質接着システムの分類 2 |
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象牙質接着システムの分類 6 |
脱灰と再石灰化について |
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歯質の脱灰と再石灰化について |
皆様ご存知のように、象牙質接着の基本的メカニズムは、酸処理により無機成分(ヒドロキシアパタイト:HAp)が象牙質から脱灰され、その結果生じた空隙にレジンモノマーが浸透して重合硬化し、レジンと象牙質コラーゲンが機械的に嵌合するというものであり、このレジンとコラーゲンとの機械的嵌合部位を、樹脂含浸層(ハイブリッド層)と呼んでいます。この樹脂含浸層形成には二つの過程が必要です。第一は、リン酸カルシウムの脱灰で、その結果、象牙質表層に空隙(露出したコラーゲン線維間の空隙)が生じます。第二の過程はいわゆるハイブリダイゼーションと呼ばれ、象牙質表層の空隙にレジンが浸透して重合硬化することです。一般的には、臨床的に良好な象牙質接着を得るために、この機械的な嵌合が必要不可欠であるとされています。以下に一般的なセルフエッチングシステムによるレジン・象牙質接着界面を示します。
ごく最近では、機能性モノマーと歯質成分(カルシウム)との化学的な相互作用(イオン結合?)の可能性が報告され、接着耐久性の観点からその有益性が注目され始めています。すなわち、樹脂含浸層による機械的結合は接着を壊すような大きな機械的ストレスに対して抵抗し、化学的結合は辺縁漏洩などによる接着界面の変性・劣化を防ぐのではないかということです。一方では、本当にこの樹脂含浸層が接着に必要なのかという議論もなされています。酸処理された象牙質の最底部にまではたしてレジンが浸透するかどうかという危惧があり、実際にその部位に微小漏洩が起こりうるとの報告もあります。そこで、次亜塩素酸ナトリウムゲル(ADゲル(Kuraray))などを用いて酸処理で露出したコラーゲン線維を溶解すると、接着力や長期耐久性が向上するという報告もなされています。しかしながら、このあたりについては結論を得るところまでは至っておらず、解明までにはまだ暫く時間がかかりそうです。
「読んで得してほしい?最近の象牙質接着システムの分類について3」へ→
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