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シカダス >> 口腔ケア総論

口腔ケアの基本的な考え方

藤本 篤士
医療法人渓仁会西円山病院歯科診療・部長

【問題提起】 どのような口腔ケアが必要か?

図1に歯が揃っている人の口腔写真、図2に歯がまったくない人の口腔写真を示す。

無歯顎の口腔

●図1の口腔ケアでは、歯ブラシによるブラッシングをすれば口腔内はきれいになるだろうか?
●歯ブラシによるブラッシングが必要なくなった図2では、口腔ケアはしなくてもよいか?
●歯がなくても口腔ケアが必要だとすると、どのような口腔ケアが必要か?
●歯がない人が必要とする口腔ケアは、歯がある人には必要ないか?
●歯が揃っている人に行う口腔ケアは歯ブラシによるブラッシングだけでいいか

歯の表面にはバイオフィルムが形成されており、これを足場としてムシ歯のリスクが増大すると考えられる。そのため、機械的に歯の表面をブラッシングしてバイオフィルム表層に存在するムシ歯リスクを破壊することが重要となる。すなわち、薬剤による洗口やガーゼによる清拭程度ではムシ歯リスクを破壊できないことを肝に銘じるべきである。
以上は、「ムシ歯」という観点からみた場合のお話であり、バイオフィルムは体表のいたるところに存在する。

【歯がなければ歯ブラシは必要ない?】

もう一度、図1と図2を見てほしい。歯の表面にバイオフィルムがあるのだから、粘膜表面にもバイオフィルムが付着していると考えられないだろうか。しかも歯よりももっと面積が広いところに……
このような観点から、口腔ケアを捉えることで、自ずとケアするポイントが見えてくるのではないだろうか?

引用・参考文献

1)柿木保明・他:年代別にみた口腔乾燥症状の発現頻度に関する調査研究、厚生科学研究費補助金長寿科学総合研究事業「高齢者の口腔乾燥症と唾液物性に関する研究」平成13年度報告書、19-25、2002
2)女池由紀子・他:介助による口腔清掃法の検討第11報 保湿剤の物性について、第8回北海道病院学会プログラム抄録集、28、2008
3)藤本篤士・他介助による口腔清掃法の検討第11-2報 保湿剤の物性について、第20回日本老年医学会北海道地方会抄録集、12、2009
4)菊谷武編:基礎から学ぶ口腔ケア、学習研究社、2007
5)植松宏監、藤本篤士・他:わかる!摂食・嚥下リハビリテーション II 一誤膜性肺炎の予防と対処法、医歯薬出版、2005

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