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睡眠学 >> 睡眠学 概論

睡眠に関する学術的なアプローチ

「睡眠学」の提唱

滋賀医科大学大川教授と精神・神経科学振興財団高橋理事長らにより、「睡眠学」が提唱された。睡眠学は以下の3つの学問により成る。

・ 睡眠科学
・ 睡眠医学
・ 睡眠社会学

睡眠科学とは基礎医学であり、睡眠を科学的な側面より検証する学問である。
睡眠医学とは、睡眠障害などの診断や治療法について研究する学問であり、
睡眠社会学は様々な社会背景と睡眠の関係について研究する学問である。

様々な睡眠障害による事故や社会的問題点を理解し解決するためには、科学的・医学的・社会学的に各専門性より検証するよりも、それらを統括して検証することの方が問題解決に近づくという考えである。
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「睡眠学」の意義

国内の自動車工場に勤務する男性労働者2300人に対する調査より23.8%に習慣性いびきがあり、16.1%に無呼吸症状が認められた。そして無呼吸症状がある労働者の過去5年間の就業中の外傷経験は、無呼吸症状のない労働者と比較して約1.8倍であった。
このように労働災害に対するリスクの一つとして睡眠障害を考えるとき、各個人に対する医療的なアプローチも必要だが、社会学的なアプローチから実リスクをあぶり出し、医学的アプローチにより問題解決を図るケースも今後ますます重要となってくる。このような意味からも、睡眠学という概念は非常に有効であると考えられる。

睡眠障害の実体

最近の疫学的調査によると、我が国でも実に人口の20%の人が睡眠障害に悩んでいるといわれている。
睡眠障害で最も多いのは不眠症であり、そのほかにも様々な睡眠障害が存在する。健康日本21においても、日本人の成人人口の約21.3%が睡眠不足、21.4%が不眠、14.9%は日中の過剰な眠気に悩んでいると報告されている。
アメリカにおいて、睡眠問題によって引き起こされた事故に対する医療・補償のコストは年間約70兆円であると報告されている(Wake Up America report)。日本国内においては年間6兆円の損害であるといわれているが、実際はそれをはるかに上回る金額であることが予想される。
最近話題に挙がっている睡眠時無呼吸症候群(SAS)やナルコレプシーも数ある睡眠障害の一つであり、各々潜在患者も含めると本邦で約200万人、10万人と推測されている。また、いびきや夢遊病も睡眠障害の一つである。
近年生活の24時間化に伴い、睡眠と覚醒をめぐる状況は急激な変化をきたしている。また、科学技術の急速な進歩により、過去においては分析することができなかった睡眠の質等に関する評価・診断を行うことができるようになったことも睡眠医学の進歩を後押ししている。
このように睡眠医学とは、睡眠を科学的・医学的に検証し、上記のような多様な睡眠障害に対し原因究明および治療を行う学問である。

参考
睡眠時呼吸障害 Update、日本評論社
睡眠学ハンドブック、朝倉出版
睡眠医歯学の臨床、(株)ヒョーロン

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