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睡眠学 >> 睡眠障害

睡眠時無呼吸症候群

SASアウトライン

日本におけるSAS患者は潜在患者含め約200から300万人と言われているが、実際はもっと多数の可能性もある。特に中高年の男性における罹患率が高く、約3.3%と言われている。一般的には男性に多い疾患であるが、女性や子供にも発症する可能性は十分にあり、特に小児におけるSASは、脳神経および精神発育において、非常に重篤なリスクを与える。問題点も指摘されているため、見逃してはならない。

SASが疑われる症状を以下に列記する。

・ 比較的下顎が小さい方・頚部の短い方
・ 頚部に脂肪がつきやすい方
・ 大きないびきをかく方
・ 最近太られた方や肥満の方
・ 睡眠中目が覚めやすい方(睡眠中に尿意をもよおされる方)
・ 寝起きの悪い方や、昼寝される方、缶コーヒーをよく飲まれる方など

SAS分類

睡眠障害についてのコンテンツでも解説したが、SASは数ある睡眠障害の一つである。SASは、睡眠呼吸障害であるが、1999年AASM委員会からの報告書により以下のように分類された (The report of an american academy of sleep medicine task force)。

(1) 閉塞性睡眠時無呼吸低呼吸症候群(OSAS)
(2) 中枢性睡眠時無呼吸低呼吸症候群(CSAHS、CSAS)
(3) チェーン・ストークス呼吸症候群(SCBS)
(4) 睡眠時低換気症候群(SHVS)

これら4つの症候群の中で、最も有病率が高いのは(1) のOSASである。OSASは肥満と関係し、高血圧や糖尿病、虚血性心疾患、脳血管障害などとの合併率が高い。Shaharらは、睡眠呼吸障害が心血管疾患の危険因子であるかどうかについての研究を行った(N=6424)。その結果、軽度から中等度の睡眠呼吸障害がある患者の16%は心筋梗塞、狭心症、心不全、ならびに脳卒中既往歴があったと報告している。

SASの脅威

近年、全身疾患と睡眠呼吸障害の関係が研究され始め、様々な病態が明らかとなってきている。SASの最も恐ろしい点は、睡眠中という無意識下のうちに睡眠を障害し、生命に重篤なリスクを与えることである。SASはメタポリックシンドロームに対する増悪因子であり、QOLを低下させるだけではなく、様々な社会問題を引き起こす可能性も秘めている。He Jらによると、「中程度以上のSAS患者を治療せず放置すると、9年後には6割の人しか生存できない」といわれている(He J , et al. : Chest 94 , 1988)。
私達歯科医療が治療として介入する可能性があるSAS治療は、OSASに対するOA(口腔内装置)のみであり、基本的には睡眠時無呼吸症候群を診断することができる病院と連携しながら、患者の治療に当たることとなる。そのため歯科医師はOSASに対する知識だけでなく、関連医学知識を持ち合わせることは必須である。

参考
睡眠時呼吸障害 Update、日本評論社
睡眠学ハンドブック、朝倉出版
睡眠医歯学の臨床、(株)ヒョーロン

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