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睡眠学 >> 睡眠障害

SASと全身疾患

SASと全身疾患の関係

まず、睡眠中に呼吸が止まることによる全身への影響について簡単な模式図で示す。

図で示すように、血中酸素濃度が低下することによる影響のみならず、睡眠中に覚醒することによる影響も考えなければならない。

心血管系疾患・高血圧とSAS

高血圧は心血管系疾患にとって非常に大きなリスクとなることは誰もが理解されていることだろう。突然死につながる狭心症、心筋梗塞、心不全、脳卒中、脳梗塞を引き起こす危険性は高血圧症により3倍に跳ね上がる。
高血圧症における非常に大きな問題点は、自覚症状に乏しいことである。日本では約800万人の方が高血圧症を患っていると考えられるが、そのうちの30%の方は、高血圧症の自覚がないといわれている。
高血圧症の約90%原因不明だと考えられていたが、近年の大規模研究により高血圧患者の約30%にSASが存在していることが分かった。2003年アメリカにおける高血圧ガイドラインでは、高血圧の原因疾患としてSASが第一位に指定された。以下にSASにより高血圧症が引き起こされるスキームを簡単に示す。

1 睡眠中に呼吸が止まるため必要な酸素量が不足する
2 断続的な覚醒および日中の眠気により慢性的ストレス発生する
3 ホルモンバランスや自律神経バランスを崩す
4 高血圧を発症する

肥満・糖尿病・SAS

SAS発症メカニズムでも示したが、肥満(国際的にはBMI30以上、但し日本人ではBMI25以上でもSASリスクは増大する)はSASを引き起こす非常に大きなリスクファクターであることは明らかである。肥満の方は健常者に比べてSASを引き起こすリスクは約3倍であるといわれており、肥満の方の約10から15%がSASであるといわれている。
肥満により引き起こされるリスクが上昇するSASであるが、SASによりさらに肥満が増悪する可能性が非常に高い。その根拠は成長ホルモンの分泌に関係している。成長ホルモンは、睡眠中に大量に放出されるホルモンであるが、SASにより睡眠中に分泌されるホルモン量が減少する。このため全身の代謝能が落ち、その結果、脂肪が蓄積されやすい体となる。一説によると、SASの患者は、1ヶ月に800グラムの脂肪蓄積しているのと同じであるといわれている。このようにして肥満が増悪し、さらにSASが増悪し、次第に糖尿病へのリスクが増大していくと考えられる。

勃起不全(ED)とSAS

EDの主な原因は、以下のように分けられる。
・ ストレスや不安などの心的原因によるもの
・ 糖尿病や動脈硬化などの器質的疾患によるもの
・ SASによるもの

SAS由来の頻繁な無呼吸状態による睡眠障害が、ホルモン分泌を低下させることがEDと関係していると考えられている。以下にそのスキームを簡単に示す。
1 睡眠障害による成長ホルモンや男性ホルモンの一つであるテストステロンの分泌が低下
2 血液中の酸素不足により、視床下部や下垂体の働きが低下
3 勃起障害や性的機能低下、性成熟の遅延が起こる

参考
睡眠時呼吸障害 Update、日本評論社
睡眠学ハンドブック、朝倉出版
睡眠医歯学の臨床、(株)ヒョーロン

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