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口腔外科学 >> 嚢胞

嚢胞について【総論1】

嚢胞の定義

顎骨、あるいは軟組織内に病的に形成された流動体の内容物を持ち、それ自身固有の壁を持っている球形の嚢状物。

嚢胞の臨床経過

無痛性で局限性の緩慢な膨張性発育を呈し、非炎症性であることから、初期の臨床症状は極めて乏しい。しかし、ある程度まで嚢胞が膨張すると、骨膨隆や歯牙の動揺、転位などの臨床症状が認められるようになる。さらに膨張すると、皮質骨が薄くなって、羊皮紙様感を触知できるようになり、さらに膨張すると波動を触知できるようになる。

嚢胞の治療方法

嚢胞の治療には、大きく分けて摘出手術、開窓法、反復処置の3つがある。

・摘出手術は嚢胞壁と内容物を一塊として摘出する手術で、予後は極めてよい。

・開窓法は嚢胞壁の一部を切開して内容物を吸引し、嚢胞が縮小するのを期待する方法である。手術侵襲が摘出手術よりも少ない。

・反復処置は、分割摘出を何回に別けて繰り返し行う方法である。これらの治療法方は、それぞれの嚢胞の特徴や大きさ、患者の状態に合わせて選択される。

(1) 顎嚢胞
・摘出手術・・・顎骨の外形が骨質で保たれている大きくない嚢胞が適応。
・開窓法・・・大きい嚢胞、手術侵襲を避けたい症例、顎骨成長期、歯牙形成期が適応。
・反復処置・・・大きい嚢胞、再発しやすい嚢胞、嚢胞性疾患が適応。

(2) 軟組織嚢胞
・摘出手術・・・ガマ腫以外の軟組織嚢胞が適応。
・開窓法・・・ガマ腫が適応。

嚢胞の予後

ほとんどの嚢胞は予後良好であるが、唾液腺貯留嚢胞(粘液嚢胞・ガマ腫)、歯原性角化嚢胞では再発しやすく、鰓嚢胞、甲状舌管嚢胞では癌化する可能性がある。

参考
最新口腔外科学 第4版
北大口腔外科学講座講義プリント
口腔顎顔面疾患カラーアトラス  末永書店

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