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口腔外科学 >> 唾液腺疾患

唾液腺疾患概要 【各論】

唾液腺疾患(先天異常・発育異常)

先天異常・発育異常

先天性異常として比較的多いのが、耳下腺や顎下腺の異所性発育である。耳下腺の異所性発育としては副耳下腺の存在で、頬骨下部のステンセン管周囲に副耳下腺と呼ばれる唾液腺組織が認められることがある。
顎下腺の異所性発育としては静止性骨空洞である。唾液腺の先天欠如や耳下腺の異所性開口(皮膚への開口)などの先天性異常が稀に見られるが、その頻度は極めて少ない。

唾液腺疾患(唾液分泌機能障害)

唾液分泌機能障害

唾液分泌機能障害として、分泌低下と分泌亢進の2種類が存在し、臨床的に分泌低下の方が圧倒的に多く、問題となることも多い。
唾液分泌の低下は口腔乾燥症状を示し、泡沫状の唾液を口腔内に認める。原因として唾液腺萎縮(放射線性・老人性)、唾液腺炎、Sjogren症候群、腫瘍、唾液腺導管の閉塞(唾石症など)などの腺内性因子と、ストレス、口呼吸、薬物などの腺外性因子がある。分泌亢進は流涎を主症状とし、これによって口腔周囲の皮膚に湿疹や口角炎を引き起こす。

口腔乾燥症

ガム試験による刺激唾液量が10ml/10分を下回ると口腔乾燥症と診断される。
口腔乾燥症の原因には、唾液腺萎縮やSjogren症候群などの唾液分泌機能低下によるもの、脱水や尿崩症、糖尿病などの全身的因子によるもの、自律神経失調症や薬物などの唾液分泌神経障害によるものの大きく3つに別けられる。
臨床症状としては、泡沫状の唾液と舌乳頭の萎縮が特徴的で、口腔内は多発性齲蝕や歯周病がしやすい環境である。治療法は対症療法が主体で、含嗽剤や人工唾液を用いる。唾液腺ホルモン薬や塩酸セビメリンなどによる薬物療法も行われることがある。

唾液腺疾患(外傷)

外傷

顔面外傷によって、しばしば唾液腺が損傷することがある。好発部位は耳下腺で、損傷により唾液が組織内に漏出したり、異所性に瘻を形成することがある 。

唾液腺疾患(閉塞性疾患)

閉塞性疾患の特徴と分類

唾液腺の閉塞性疾患としては唾石症、外来異物による導管の閉塞、導管の圧迫による閉塞がある。臨床的に多いのは唾石症である。外来異物による導管の閉塞は稀で、唾液腺炎を起こすことがある。
導管周囲に発生した腫瘍や導管そのものの腫瘍によって導管が圧迫され閉塞することもある。また、咬筋肥大症により耳下腺導管が圧迫されて一過性の疼痛を示すこともある。

唾石症

唾液腺体内や導管内に数㎜~3㎝程度の球状あるいは棒状の結石を生じる疾患で、顎下腺に好発する(唾石症の約70%が顎下腺に生じる)。
稀に小唾液腺にも発生することがある。唾石の本態は唾液由来のリン酸カルシウムの結晶で、導管内の脱落上皮や異物が核となって形成される。その背景には、炎症や唾液の停滞、唾液の性状が関与していると考えられている。臨床所見では、特徴的な唾疝痛(食物摂取時の疼痛)を認める。診断には双手診やX線検査、唾液腺造影検査などが有用である。
X線写真では不透過像として、唾液腺造影ではX線透過像(黒色)として見られる。唾石症の自覚症状がなくても、オルソやオクルーザルなどのX線写真で偶然発見されることもある。治療法は基本的に唾石の摘出であるが、腺体内に存在する場合や慢性唾液腺炎を合併している場合は一塊として唾液腺ごと摘出することがある。

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