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口腔外科学 >> 唾液腺疾患

嚢胞の概要解説 【各論】

唾液腺に発生する嚢胞の特徴

唾液腺には粘液貯留嚢胞が好発するが、唾石などの導管の閉塞によって生じる粘液貯留嚢胞(粘液停滞型))ではなく、導管の損傷によって唾液が周囲結合組織へ流出したことが原因で生じる粘液貯留嚢胞(粘液溢出型)が多い。唾液腺に生じる粘液貯留嚢胞には、小唾液腺に見られる粘液瘤と大唾液腺(顎下腺、舌下腺)に見られるガマ腫がある。

粘液瘤(粘液溢出型)

小唾液腺に生じる粘液嚢胞。原因は排泄管の損傷によって結合組織へ唾液が流出したために生じる。咬傷を起こしやすい口唇や舌尖部に好発する。特に、前舌腺に生じた粘液瘤はBlandin-Nuhn嚢胞と呼ばれる。臨床的には、淡青色の半透明状の小腫瘤として観察される。内容物は淡黄色粘稠性物質。病理組織学的として、嚢胞壁は肉芽組織で、嚢胞腔内に多数の粘液貪食細胞を認める。治療法は、周囲の小唾液腺を含め、全摘出する。

ガマ腫

顎下腺および舌下腺導管における閉塞あるいは損傷によって生じる唾液腺貯留嚢胞。前者は停滞性粘液貯留嚢胞で、後者は溢出型粘液貯留嚢胞と呼ばれる。口腔底に片側性に生じ、淡青色の半透明状の比較的大きな腫瘤を形成する。20~30歳代の女性に好発する。内容物は淡黄色粘稠性物質。病理組織学的には、粘液停滞性ガマ腫では嚢胞壁は単層立法上皮で裏装されるが、粘液溢出型ガマ腫は裏装上皮を有さず、嚢胞壁は肉芽組織からなる。治療法は一般的に開窓術で、再発を繰り返す場合は顎下腺や舌下腺も同時に摘出する。

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