ビスフェノールAについて

概要

 まずは一般的なビスフェノールAの基礎知識を深めてもらうために、以下のリンクを参照されたい.

●ビスフェノールA安全性5社研究会
●ウィキペディア


1996年、Oleaらは、レジン系シーラントから唾液中に外因性内分泌攪乱物質であるビスフェノールAが溶出していことを報告し、世間でもかなりの話題を呼んだ.
Estrogenicity of resin-based composites and sealants used in dentistry.Environ Health Perspect. 1996 Mar;104(3):298-305).

その後、多くの研究者が様々なコンディションを想定し、レジン系材料からビスフェノールAの溶出に関して研究を重ねているが、溶出量は極めて微量であり、生体為害性はほとんどないと考えてよいと結論付けている.以下に1998年前後の文献PubMedリンクを示す.

●A study of component release from resin pit and fissure sealants in vitro.Dent Mater. 1997 Mar;13(2):98-102.

●In vitro elution of leachable components from dental sealants.J Am Dent Assoc. 1997 Nov;128(11):1517-23.

●HPLC analysis of dental resin composites components. J Biomed Mater Res. 1999 Dec 5;47(3):374-8.

コンポジットレジンとビスフェノールA

理論的には、歯科用コンポジットレジンにはビスフェノールAやその誘導体は含まれていないはずであるが、Bis-GMAを合成する際の不純物として製造過程中に残存したと考えられる.しかし、近年でも十分な安全性を確認・考慮した上でBis-GMAは広く用いられている.ちなみに、内分泌攪乱物質とは、ホルモン受容体に結合(エストロゲン)することによりホルモン様の働きをする化学物質のことである.詳細は以下リンクを確認頂きたい.


 

関連リンク

wikipedia
環境省
財団法人環境情報普及センター

環境ホルモン学会

 

「各種レジン材料の取り扱い注意点」へ→

参考
保存修復学21、第3版、永末書店
上記関連リンク各サイト 他

 


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リンク

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