修復前のチェック〜被着面の汚染について

修復前のチェック〜被着面の汚染について


  レジンやセメントの歯面に対する接着操作において、被着面の汚染は著しく接着性を阻害する。酸でエッチングされたエナメル質表面は、極性化されているため物質が吸着しやすい状態となっている。

被着面への汚染としては
・唾液
・血液
・ポケット内からの滲出液
・エアシリンジのオイルオイルミスト
・術者によるピンセットや綿球等での汚染

などが挙げられるが、唾液等で汚染され湿潤した歯面に対する接着性レジンの接着強さはほとんどゼロとなる。

●エッチング後に汚染が認められた場合
  エナメル質、象牙質ともに十分な水洗と短時間の再エッチングが有効であるが、象牙質面等に対する過剰な酸の影響を考慮すると、汚染面を一層切削除去し再度接着操作を行う事が望ましい。

プライミング後に汚染が認められた場合
  水洗乾燥を行い、再エッチングを行うことで接着強さは回復するが、処理面汚染の長期耐久性に対する影響を鑑みると(エビデンスはないが)、汚染面を一層切削除去し再度接着操作を行う事が望ましい。

 

注意・禁忌事項indexへ→

参考
保存修復学21、第3版、永末書店 他

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