OralStudioサイトのご利用ありがとうございます。
本サイトは医療従事者及び歯・医学部系学生の方へご提供することを目的として作成しております。
一般のお客さまへの情報提供を目的としたものではありませんのであらかじめご了承ください。
本サイトのポリシーに同意いただけますか?
   
※「はい」をクリックした場合、一定期間保存され次回以降の承認のお手間を省きます。
会員登録【無料】隔週で最新の歯科情報をお届け

クラブリ補綴学 >> 印象採得について

印象採得・印象材の種類

印象材の性質

有歯顎を対象とするクラウンブリッジの印象採得には、弾性印象材が用いられる。
■弾性印象材
ラバー印象材
ハイドロコロイド印象

■支台歯の精密印象
・ラバー印象材
縮合型シリコーンラバー印象材
付加型シリコーンラバー印象材
ポリサルファイドラバー印象材
ポリエーテルラバー印象材

・ハイドロコロイド印象材
寒天印象材が用

■概形印象や対合歯列印象
精度の観点から
・ハイドロコロイド印象
アルジネート印象材

■各種弾性印象材の理工学的諸性質の比較

 操作時間(分)硬化時間(分)永久歪み(%)弾性歪み(%)寸法安定性細部再現性
ポリサルファイドラバー2.5~48~122~46~9
縮合型シリコーンラバー2~36~80.5~1.55~6おおむね良
付加型シリコーンラバー1~34~60.1~0.52~10
ポリエーテルラバー23~412おおむね良
寒天1.5~2.55~618~10おおむね良
アルジネート1.5~2.53~73~59~13

シリコーンラバー印象材

ポリサルファイドラバー印象材についで開発されたラバー印象材で、硬化反応機序の違いにより縮合型と付加型があり、流動性の違いにより4つのタイプ、すなわちパテ、ヘビーボディ、ミディアムボディ(レギュラーボディ)、ライトボディ(インジェクションタイプ)がある。

永久歪みが小さく、優れた弾性復元性を示すことから、連合印象法や二重同時印象法により、個歯トレーを使用せずに優れた精度の印象を採得することができる。

■縮合型シリコーンラバー印象材
◇特徴
・硬化反応はシャープであり、ポリサルファイドラバー印象材に比べて硬化時間、操作時間が短い。
・弾性が出現しはじめると印象圧接時の応力は緩和されにくい。
・印象圧接時間の遅れがすぐに印象の変形に結びつきやすい。
・印象材の練和開始から口腔内への圧接まで、印象操作を手際よく行う必要がある。
・撥水性が強いため印象採得時の支台歯の防湿乾燥が重要。模型材注入時にも気泡が入らないよう十分な注意が必要。

◇利点
・永久歪みが小さい
・適度な弾性歪みを有する
・細部再現性に優れる

◇欠点
・継時的寸法安定性がやや劣る
・印象撤去後もわずかに収縮する→模型材の注入は早いほうがよい

■付加型シリコーンラバー印象材
◇特徴
・硬化反応は縮合型と比べてよりシャープ。
・温度依存性が高い。温度の上昇で硬化反応が著しく促進される。

◇利点
・硬化後の永久歪みは小さい
・弾性復元性に優れている
・経時的寸法安定性、細部再現性が良好

◇欠点
・弾性歪みが小さく、硬い→印象撤去時に大きな力がかかるため、印象撤去方向に大きなアンダーカット部を持つ症例では、ブロックアウトなどの配慮が必要
・模型作製時にも破損に対する注意が必要・撥水性が縮合型よりも強い→印象採得時の支台歯の防湿乾燥、模型材注入時には縮合型以上の注意が必要

ポリサルファイドラバー印象材

◇特徴
・流動性の違いにより3つのタイプがある(ヘビーボディ、レギュラーボディ、ライトボディ)
・硬化反応は緩やかであり、硬化時間が長く、操作時間には比較的ゆとりがある。
・硬化反応に対する温度の影響は大きく、温度上昇で硬化速度は速くなり、また、わずかな水分の混入でも効果が促進される。

◇利点
・経時的寸法安定性、細部再現性に優れる

◇欠点
・永久歪みが大きい→個歯トレーでの使用が望ましい

ポリエーテルラバー印象材

◇特徴
・流動性を調整しなければならず、日本ではあまり普及していない

◇利点
・弾性歪み、永久歪みがともに小さい
・弾性復元性に優れる
・細部再現性は良好

◇欠点
・硬化体が硬いため使用範囲が限られる
・吸水性があり、寸法安定性はいくぶん劣る

寒天印象材

◇特徴
・可塑性のハイドロコロイド印象材
・加熱、冷却の温度変化によってゾル-ゲルとなる可逆反応を利用した弾性印象材である

◇利点
・弾性的性質に優れる
・印象精度は良好

◇欠点
・空気中では離水、乾燥による収縮し、水中での吸水により膨潤するため寸法安定性が乏しい
→印象採得後は速やかに模型材を注入する

アルジネート印象材

◇特徴
・不可逆性のハイドロコロイド印象材

◇利点
・操作性が良く、安価

◇欠点
・ラバー印象材に比べて印象精度は劣る
・空気中では離水、乾燥による収縮し、水中での吸水により膨潤するため寸法安定性が悪い
→印象採得後は速やかに模型材を注入する

このエントリーをはてなブックマークに追加
歯科技工所検索システムについて詳しい資料をみる 歯科技工所情報を登録する スマートフォンから歯科技工所情報を登録する
【歯科用圧入充填器】◆秋山勝彦先生ご考案マイクロスコープ関…
【歯肉の滲出液抑制ジェル】印象採得に影響しやすい歯肉からの滲…
関連セミナーが見つかりません