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口腔がん:がんで失った「ことば」を取り戻す、新規言語治療法の開発を

口腔がん:がんで失った「ことば」を取り戻す、新規言語治療法の開発を

■ 概要


ページをご覧いただきまして、ありがとうございます。
大阪大学大学院歯学研究科 顎口腔機能治療学教室 の野原幹司です。

ここ、顎口腔機能治療部の外来では年間約50例の口腔がん患者さんの初診があります。これまで延べ約750例の口腔がん患者さんのリハビリを担当してきました。

口腔がんは、名前の通り口にできる「がん」です。口の中でも、舌にできると「舌がん(ぜつがん)」歯肉にできると「歯肉がん(しにくがん)」など、場所によりがんの種類は様々ですが、口にできるがんを総称して「口腔がん」と呼びます。

がん全体の約1%(*国立がん研究センター がん情報サービス「がん統計」)と、がんの中ではそれほど患者数は多くありません。しかし治療の主な方法は手術で腫瘍を取り除くことであり、一命を取りとめても、食べる、話す、呼吸するといったことに後遺症が出てしまう(*光藤健司,他:口科誌,50:1-9,2001)ことが多々あります。

話すのが大好きだった方が、舌を失ったことで思うように「ことば」が発言できずに、塞ぎ込んでしまう様子も見てきました。口腔がんの患者さんは、基本的に口腔以外は健康であり、・・・

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2023年03月07日

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