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薬剤関連顎骨壊死への対応

薬剤関連顎骨壊死への対応

■ 【質問】


83歳 女性 下顎前歯部を除き両奥の局部義歯装着
以下全て2019年の状況です。

4月16日 近医にて 骨粗しょう症治療薬 「リクラスト」を点滴
9月05日 このころより右側大臼歯相当部の義歯床下に痛み、褥瘡性潰瘍
9月20日 排膿のために義歯調整
10月03日 同部位のレントゲン撮影。排膿相当部に異物を認める
10月08日 排膿、洗浄。この時遺物が排出 異物は白色、骨様で、硬い
10月17日 洗浄、腐骨様小片が排出される

症状治りましたが、1ヶ月に一度の洗浄を続けています。排膿続き、プローブで探ると骨表面の粗造感があります。
今後の処置につき、ぜひご教示ください。



■ 【回答】


これは薬剤関連顎骨壊死の診断が下ると思います。半年以上も排膿が続いているため、自然に治癒することはありません。ですから、近くの大きな口腔外科が入っている病院か、大学病院をご紹介ください。排膿濾としての出口がたとえ小さくても、壊死骨が非常に大きくなって腐骨状態になっている可能性もあり、安易な継続的観察と洗浄は危険です。



■ 【回答者】


黒嶋 伸一郎先生
長崎大学生命医科学域(歯学系)口腔インプラント学分野・准教授

黒嶋 伸一郎 先生について



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2020年05月11日

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