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6月から2か月遅れで新人研修をスタート

6月から2か月遅れで新人研修をスタート

■ みなさまいかがお過ごしでしょうか?


緊急事態宣言後の自粛要請を受けて国民が一丸となり協力した結果、激減した感染者数も再び増加しつつあり、変わらずCOVID-19に翻弄されている日々ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
弊社は6月より通常業務に戻りましたが、引き続き媒介者にならないように気をつけて業務を遂行して参ります。



■ オンラインセミナーの活用


4~5月は遠隔でのセミナーということで、収録やオンラインという新しい取り組みが始まり、最初はうまく伝わるのか心配したものの、気がつけばオンラインセミナーは弊社の新しいコンテンツとなりました。私も通っているジムのオンラインレッスンを取り入れるようになり、好きな時間で受けられることに意欲も上がったことを思うと、受け手側にすれば良いアイテムになるのだと思います。



■ 新人教育について思うこと


しかし、毎年、3,4月から始まる新人研修はオンラインでは限界があり、オリエンテーション、概論はオンラインで行い、6月から2ヶ月遅れで本格的に新人研修が始まりました。
多くは既存クライアントさんに入職された新人さんに向けての研修ですので、先輩方はかつての新人さんですから、その間は過去受けて下さった研修を思い出しつつサポートをされておられたとのことでとてもスムーズな研修開始となったこと、業務にも慣れた様子で緊張感が少し和らいでいることが、毎年の新人研修と違っていたところでした。



弊社の新人研修での主な柱は

1)安心安全な業務を行うための心構え
2)社会人としての節度
3)目標設定

です。



1)の安心安全な業務を行うための心構えは、歯科医療に携わる上で最も意識をしなくてはならないことになります。今年に限っては少し慣れが出てきた時期での本格的な開催となりましたので、実例をもとにした注意喚起がとても伝わりやすかったように感じました。

2)の社会人としての節度に関しては、一言で言うと、他スタッフさんとの距離感です。女性の多い職場ですから和気藹々とした雰囲気の中でいきいきと活動することは何よりだと考えます。ですが、職場という場をわきまえる気持ち、就業時間であるというメリハリを持つことで、自分自身をきちんと律することができると思います。

3)の目標設定においては、なりたい将来像を見据えた長期的な目標を設定することも重要ですが、長くても1ヶ月先の短期的で、ハードルの低い目標を設定し、成功体験を持ってもらうことで、常に向上心を持ち続けることが実現すると考えています。また、その際に大切なのは達成できたこと、できなかったことをしっかり振り返る癖をつけることです。そうすることで、自身を客観的に見る冷静さを鍛えることが可能になることも実感しています。



■ 新人教育について思うこと


3年という修業期間を経て国家試験を乗り越え、晴れて歯科衛生士として踏み出した第一歩をこんなはずではなかったと思わせてしまうのは受入れ側の問題もあると思っています。
縁あって就業頂いた新人衛生士さんたちが夢を持ち長く衛生士として活躍して頂くには最初の一年目はとても大切です。そのように考え、新人研修と同時に的確なサポートができる先輩研修も同時に開催しているつもりでおります。

後輩が入ってきたら先輩には必然的になりますが、本当の意味で良い先輩後輩関係の構築に一役担えたらと思っています。




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2020年08月04日

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