垂直歯根破折とは。全8回講演の初回となる今回は全体の内容と流れについて解説します。

垂直歯根破折はどこでどのように発生するのか。統計をもとに垂直歯根破折の実態に迫ります。

第一回のテーマにもなっている垂直歯根破折診断のポイントについて解説します。

プロービングデプスが深い＝歯根破折とはならない。ではプロービングデプスが深くなる疾患とそれぞれの特徴は何なのかを解説します。

垂直歯根破折の実例を紹介していきます。今回は歯頚部から破折したケースです。

垂直歯根破折の実例を紹介していきます。今回は歯根破折との見極めが難しい根面溝による歯周炎です。

垂直歯根破折の実例を紹介していきます。今回も歯根破折との見極めが難しい咬合性外傷のケースを解説します。

垂直歯根破折の実例を紹介していきます。今回は根尖部から破折したケースです。

垂直歯根破折の実例を紹介していきます。今回は前回に続き歯頚部から破折したケースです。

垂直歯根破折の実例を紹介していきます。今回はセメント質剥離破折について取り上げます。

根尖方向に咬合力がかかるとなぜ割れるのか、どのように割れるのか。詳しく解説します。

垂直歯根破折を早期に診断するためのポイントをまとめています。

垂直歯根破折が起こったとき、周辺の歯周組織はどのような変化があるのか。歯周炎とはどのように異なるのかについて解説します。

歯根破折が起こったとき、患者さんはすぐに来院するわけではありません。では時間の経過とともにどのように進行するのかを解説します。

前回の解説を元に、垂直歯根破折を長期間放置した場合について症例を用いて解説します。

垂直歯根破折の歯周組織の病変の説明と治療の基本について解説します。

垂直歯根破折の原因に関する研究発表を紹介しながら、内容を理解していきます。今回は「歯質の喪失」をテーマに考えます。

垂直歯根破折の原因に関する研究発表を紹介しながら、内容を理解していきます。今回は各種の「応力集中」をテーマに考えます。

垂直歯根破折は根尖からの場合、頬舌方向に多いことがわかっています。それはなぜなのかを考えます。

前回で説明した「垂直歯根破折が頬舌方向に多いこと」を証明した実験を解説します。

再破折をさせないために何を行うべきか。ポイントとなる部分を解説します。

実際の症例から再破折時にはどのように対応していくのかを学びます。

歯根破折を起こさないようにするためにはどのように根管充填材を選び、使用していくべきか。実験結果を紹介しながら考えていきます。

破折リスクが高い症例への実際の対応を紹介しながら、第二回の講演ポイントを振り返ります。

レジンセメントは生体親和性を懸念されることもありますが、今回は「ス―パーボンドの」生体親和性について考えます。

スーパーボンドには２種類のモノマー液があります。その違いについて解説します。

ス―パーボンドと非常に似た組成を持つマルチボンドですが、何が異なるのでしょうか。その違いを解説します。

ス―パーボンドを活用するためにも製品の特徴を知っておく必要があります。今回は活用のためのポイントを解説します。

スーパーボンドは症例に応じた操作時間に粉液比を変え、調整することが可能です。粉液比を変えた場合の物性についても紹介します。

2021年新製品ス―パーボンドEXが発売されました。この製品は何が変わったのでしょうか。その特長を紹介します。

根管内からの接着を行うにはス―パーボンドだけでなく、周辺アイテムにもコツがあります。菅谷先生が実際に使用されているツールを紹介します。

スーパーボンドは生体親和性が高い製品ですが、使いかたによっては炎症を誘発する場合があります。今回は生体為害性について考えていきます。

ス―パーボンドは骨の接着には使用できないのか。実験で検証した内容について紹介します。

ス―パーボンドで抜歯してから接着する口腔外接着再植法を行う際の手順と注意点を解説します。

ス―パーボンドの接着阻害因子は複数あります。今回はそのうち「次亜塩素酸ナトリウム」について考えます。

前回に続き、ス―パーボンドの接着阻害因子「水酸化カルシウム」について考えます。

ス―パーボンドの接着阻害因子、最後は「血液の付着」について考えます。

ス―パーボンドには歯面処理材とティースプライマーの種類の処理材があります。これらの使い分けについて考えます。

ティースプライマーの生体親和性はどうなのか。実際の症例を紹介しながら、有効な使いかたを考えます。

歯根破折の接着にはどのような要件があるのでしょうか。今回のメインとなるス―パーボンドを選択した理由とともに紹介します。

垂直歯根破折の治療はその症例の状況に合わせて判断していく必要がある。まずは垂直歯根破折の生存率から保存可能な条件について考えます。

状況により抜歯が最善と思われる症例でも患者の希望により、保存を選択する場合もある。その時にどのように治療を進めることがよいのかを症例を解説しながら考えます。

治療後の状態に大きく関わる「歯根膜の有無」、処置前のプロービングで歯根膜残存状態を確認する重要性を解説します。

治療法選択の流れを説明し、ポイントを解説します。

歯根が湾曲している場合、通常の垂直歯根破折より処置が難しくなります。どのように治療を進めていくべきなのかを実際の症例を見ながら考えます。

治療のポイントの一つ「破折間隙」についてとりあげます。破折間隙が広い・破折片が小さい症例の場合について解説します。

治療法選択のためのフローチャートを紹介し、重要なポイントを復習します。

破折線の治療には様々な選択肢がある。今回はその中でも根管内から治療する場合＝「口腔内接着法」の手法について解説していきます。まずは基本となる事項について解説します。

口腔内接着法を成功させるには隔壁とTekが要となる。隔壁の重要性とTek作成の際の注意点などを解説します。

破折線はどの程度切削すればよいのか、またそれはなぜなのか。各種実験結果を交えて解説します。

破折線に肉芽組織が侵入していた場合、どのように対処するのか。実際の症例を映像で見せながら説明していきます。

歯根破折によりポストが脱落した症例を参考に口腔内接着法のステップと考え方を解説します。

破折線が十分に切削できたばあいとそうでない場合に臨床成績にどの程度の差がでるのか。また接着に進める判定基準などを解説します。

根尖部・歯頚部・髄床底など各部における歯根破折の口腔内接着法ステップについて実際の症例を解説します。

根管の深い部分の場合、肉芽組織を電メスやレーザーで処置するのは難しくなる。今回は高周波治療器を用いた場合の症例を紹介します。またス―パーボンドのティースプライマーを用いた症例も併せて紹介します。

根管内からの接着＝口腔内接着法を行う上でのポイントや注意点についてまとめています。

垂直歯根破折は破折線を歯根の外側から修復する場合があります。さらに外側からのアプローチには再植法、フラップ手術といった選択肢があり、今回はそれぞれの流れについて解説しながら、再植法の例を紹介します。

再植での修復手順を解説します。また修復の注意点、ポイント、準備しておくべきものなどについても説明します。

破折線を接着する際、その幅によって臨床成績は変わるのか？実験データでの解説と実際の症例について解説します。

垂直歯根破折の治療において、気を付けたいのが「根吸収」です。今回は逆根管充填での封鎖性をどのように確保するか、様々なデータを元に解説しています。

根尖からの破折症例を紹介しながら、骨吸収、根吸収に至った経緯を一緒に考えていきます。

今回はフラップ手術で修復した事例を紹介します。フラップ手術前に何をしておくべきかについても考えます。

フラップ手術は補綴物を壊すことも少ないので、再植・口腔内接着法などを行ってからでも行うことができる。今回はそのような事例を２つ紹介します。

歯根表面からの修復はどのような時に適しているのか、またどのような注意点があるのかをまとめています。

垂直歯根破折の修復法として抜歯し、口腔外で破折部分を修復してから再植するという方法「口腔外接着再植法」があります。基本ステップを確認しながら、実際の症例を確認していきます。

「口腔外接着再植法」の実際について、各ステップを映像で確認しながら学びます。

口腔外接着再植法には再植時に捻転させる「口腔外接着捻転再植法」を選択する場合があります。捻転法とは何を目的に行うのかを考えます。

「口腔外接着捻転再植法」を行うとどのような治癒形態をたどるのか。アンキローシスの懸念などを考えます。

「口腔外接着捻転再植法」後には脱臼に注意する必要があります。捻転再植法の利点と欠点について考えます。

再植の際、再生療法を併用するという考え方もあります。どのような時に有効なのか、実際の症例や実験データから学びます。

再植法の予後不良症例を２例紹介します。どのような点に注意すべきかを解説します。

「口腔外接着再植法」を適用するのはどのような場合か、また再植法選択時の注意点をまとめています。

垂直歯根破折で注意しなければならないのが「再破折」です。再破折を防止するためにどのようなことに注意すべきか要点をまとめました。

再破折防止のためには「咬合力」への配慮も不可欠です。今回は咬合力が原因となり、破折などのトラブルにつながった症例を紹介します。

垂直歯根破折の治療成績と生存率について、解説していきます。また骨欠損の回復はどの程度期待できるのかについても考えます。

垂直歯根破折の最終補綴後はメインテナンスも大切です。メインテナンスの注意点について解説します。

メインテナンスにぜひ活用していただきたのが、洗口剤によるポケット洗浄です。この洗浄によりどのような効果が期待できるのかを考えます。

メインテナンスにより症状が緩和された症例を紹介します。どのようなポイントに注意すべきかを考えます。

垂直歯根破折の治療後に気を付けるべきことをまとめています。特に咬合性外傷に対する配慮について再度詳しく解説します。

第１回から８回までの総括として、これまでの流れを振り返りつつ、垂直歯根破折治療のポイントを紹介します。