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うつ病

ウツビョウ

分野名

健康づくり

解説

【有病率】
・6か月有病率3~5%、生涯有病率13~17%


【初発年齢】
・児童期から老年期までを含む全年齢層に認められる
・平均年齢は20歳代半ばで、また、その半数は20~50歳の間に発症し、平均年齢は約40歳といわれている
・女性が男性の約2倍罹病すると報告されている
・性差が指摘されている


【原因】
・遺伝要素 ・性格要因 ・状況要因 ・生理的、身体要因
・脳の神経学的変化 ・脳内アミン(脳内ノルアドレナリン、セロトニンなどの機能亢進)代謝障害


【精神症状】
・悲哀感、絶望感、空虚感、無感情といった感情異常
・思考制止(抑制)
・うつ病と統合失調症は自殺率が高
・うつ病患者の半分以上が自殺を考える(自殺念慮)
・自殺を計画したりする(自殺企図)
・自我感情も低下
・自分を過小評価(微小妄想)し、強い劣等感もみられる
・その他に罪業妄想(自分のせいで他人に迷惑をかけている)がみられる。
・躁状態の時は誇大妄想や迷惑行為がみられる。
・心気状態(心気症)がみられる。


【身体症状】
・睡眠障害(早朝覚醒) 
・食欲不振(減衰)
・疲労、倦怠感、性欲低下、気分の日内変動
・疼痛や胃腸の不調といった内科的な訴えが中心
・うつ病が意識されない場合がある(仮面うつ病)


【病型】
<内因性>
 ・遺伝素因が関係する生物学的な異常(内因)により、特別な誘因なしに発病
 ・気分の日内変動
 ・精神運動制止、思考制止などを主張とするもの
<反応性>
 ・家族や近親者との死別 
 ・転勤や失職などの心因
<神経症性 退行期>
 ・軽症のうつ病という意味ではなく、病前性格と病像に特徴をもつ神経症性障害の一類型を意味している
・40代後半から60代前半までの時期に発症するうつ病
 ・初老期または中年期うつ病ともいう
<季節性>
 ・日照時間が短縮する11月頃から翌年1~2月にかけて発症
 ・春には回復するうつ病で、季節性感情障害(SDS)とも呼ばれる


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