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嚥下前後単純X線検査法

エンゲゼンゴタンジュンエックスセンケンサホウ

分野名

健康づくり

解説

【目的】
単純X線撮影装置はあるが透視装置がない施設において誤嚥を検出する為、考案された

【手法】
50%硫酸バリウム溶液を用い、嚥下前・直後・1分後の3回行うことで、誤嚥の痕跡を検出

【特長】
誤嚥の検出能が高くスクリーニングとしては有用

【留意点】
・誤嚥の原因・機序、喀出能が同定できない
・代償法を試みにくい


≪参考:嚥下造影検査≫
【手法】
X線透視下で造影剤の入った物を嚥下させ、側面像・正面像を録画


【特長】
・情報量が豊富
・録画できるため解析が可能
・不顕性誤嚥はVFのみで確認可能


【目的】
摂食・嚥下障害の評価
誤嚥の有無の検査


【同義語】
嚥下透視検査
ビデオ嚥下造影
ビデオレントゲン検査


【留意点】
・食塊移送や喉頭挙上できること
・10~30%程度に希釈した硫酸バリウムを使用
・誤嚥の恐れが強い場合→非イオン剤を使用することが望ましい(肺炎リスクを下げるために)
・腹部にプロテクターを付け、被爆を防ぐ


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