口蓋裂
コウガイレツ
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                        分野名
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                        解説
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                        【発生】 
 ・胎児7 - 12週(12週に完成)
 ・発生原因は不明であるが、多因子しきい説が有力。
 
 
 【発生頻度】
 ・口唇口蓋裂では500 - 600人に1人
 (口唇裂20 - 30%、口唇顎口蓋裂40 - 50%、口蓋裂単独20%)
 ・男より女に多い
 
 
 【分類】
 ・片側性(右<左)<両側性
 ・完全裂>不完全裂
 硬軟口蓋裂、軟口蓋裂、口蓋垂裂、粘膜下口蓋裂
 
 
 【手術時期】
 ・初回:1歳 - 1歳半
 ・2回目:5 - 6歳
 
 
 【手術目的】
 ・鼻咽腔閉鎖機能の獲得
 ・鼻口腔孔の閉鎖
 ・経口摂取の改善
 ・口蓋筋群の再建
 
 
 【術式】
 <1回法>
 ・プッシュバック法:硬口蓋から骨・骨膜・粘膜を後方移動し裂を再建する。
 ・ウォーデル法:プッシュバック法の元となった方法
 ・ランゲンベック法:口蓋裂を単純に縫合せる手術。昔の手術。
 
 <2回法>顎発育を妨げないため、多く使用されている
 ・ペルコ法:粘膜皮弁を後方移動させる。最近は使用されていない。
 ・ファーラー法:粘膜筋皮弁を後方移動させ軟口蓋を伸ばす。最近の主流。
 
 
 【二次手術 術式】
 ・咽頭弁形成術(初回手術で鼻咽腔閉鎖機能が得られない場合適応)
 
 
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