出血性炎
シュッケツセイエン
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                        分野名
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                        解説
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                        【概要】 
 各種炎症反応に出血が合併
 滲出液や炎症組織全体が血性を帯びる病態のこと
 
 
 【詳細】
 炎症は一般にある程度の出血を伴うが、その程度は軽いが、
 傷害が強い場合には、血管傷害が強く、著明な出血を伴う出血性炎が発生
 
 
 【出血性炎を起こす例】
 連鎖球菌、腸管出血性大腸菌(O157)、ペスト菌、炭疽菌などの細菌感染、インフルエンザ、発疹チフス、ワイル病や流行性出血熱など
 
 
 【出血性炎の転帰】
 他の滲出性炎と同様、吸収と器質化が起こるが、多量の血色素、ヘモジデリンの沈着を残す。
 
 出血性炎は、
 強い傷害による激しい炎症、
 生体の抵抗性減弱の際に起こる敗血症などに併発しやすいので、死の転帰をとることもある。
 
 
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