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下顎枝

カガクシ

分野名

基礎

解説

【概要】
下顎枝は下顎体後縁でほぼ垂直に立つ板状の部分

下顎枝後縁が結合する部分を下顎角という
→ 小児や老人では鈍角、成人では直角に近い

上方からは筋突起と関節突起の2つの突起が出る

(1)内側面
下顎角付近の表面はざらざらしており、ここに内側翼突筋が停止し、翼突筋粗面という。この粗面のやや上方には下歯槽神経、下歯槽動静脈が科学環に入る入口である下顎孔がある。下顎孔の前縁には小さな舌状の下顎小舌があり、ここには顎関節の副靱帯である蝶下顎靱帯がつく。なお、下顎管は下顎孔からオトガイ孔まで続く骨性の管であり、下顎管の経過中にすべての歯槽に向かって下顎の歯および歯肉に分布する血管、神経を通す小管を送る。

(2)外側面
下顎角に近い部分は粗面となり、ここは咬筋が停止する咬筋粗面である。

(3)筋突起
筋突起は下顎枝の上端の前方にある扁平な突起で、側頭筋が停止する。

(4)関節突起
関節突起は下顎枝の上端の後方にある突起で、その先端は横方向に膨れた下顎頭があり、ここが側頭骨の下顎窩と顎関節を構成する関節頭である。下顎頭直下がくびれ、この部位を下顎頸という。下顎頸の前内側面には浅いくぼみがあり、ここを顎側翼突筋がが停止する翼突筋窩とよぶ。筋突起と関節突起の間にあるU字型の部分を下顎切痕という。


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