シナプスの可塑性
シナプスノカソセイ
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                        分野名
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                        解説
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                        【シナプスの可塑性とは?】 
 特定のシナプスに高頻度に刺激が加えられたり、複数の入力源から適当な組み合わせ刺激が加えられると、その後のシナプスの伝達効率が変化すること
 
 
 【テタヌス後増強】
 骨格筋の筋紡錘からの信号を伝えるIa群求心線維は、脊髄の運動ニューロンに直接シナプス結合している。Ia群求心線維に数秒間高頻度刺激(テタヌス刺激)を加えると、その後数分間、Ia群求心線維により運動ニューロンに発生するEPSPの振幅が増大する現象。運動ニューロンだけでなく多くのシナプスでも見られる。高頻度刺激によりシナプス前線維終末部の細胞内にCa+が蓄積することなどにより、神経伝達物質の放出が増加しておこる。
 
 
 【長期増強】
 一個の活動電位によって誘発されるシナプス後電位の振幅が通常より大きくなった状態が、数時間から10日持続する現象
 
 
 【長期抑圧】
 一個の活動電位によって誘発されるシナプス後電位の振幅が通常より小さくなった状態が、数時間から数日持続する現象。
 
 
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