OralStudio オーラルスタジオ

往診現場でのインプラント問題

往診現場でのインプラント問題

■ 【質問】


訪問診療で、体調が悪く、抜歯などの観血処置はもちろん、動かす事すら出来ないが、インプラント周囲炎を起こして疼痛を訴えたり、上下殆どがインプラントで不随運動で絶えず歯軋りをいる患者さんがいます。

本来であればインプラントを行った歯科医院に訪問に来ていただきたいのですが、患者は認知症でインプラントの詳細を覚えておらず、家族も詳細がわからない場合が多いです。また、覚えていて歯科医院に問い合わせても、インプラントを行った歯科医師が存命でなかったり、歯科業務をやっていない場合があります。

本歯科医院では、インプラントはやっておらず、疼痛を訴える患者さんに対して、口腔ケアやスケーリングなどの対症療法しか出来てないのが現状です。他に出来ることはありますでしょうか?



■ 【回答】


インプラントはねじやセメントで上部構造が固定されていますので、専門的な知識がないと上部構造を外すことすらできません。患者のもとを訪れてくれる、インプラント治療を行っている歯科医師でなければ対応はできないと思います。

先生が行えることは口腔健康管理のみであり、それ以外は難しいと思います。



■ 【回答者】


黒嶋 伸一郎先生
長崎大学生命医科学域(歯学系)口腔インプラント学分野・准教授

黒嶋 伸一郎 先生について



▶▶▶ 次へ


ご質問の受付はこちらから

2020年05月11日

当サイトは歯科医療従事者の方を対象とした情報提供サイトです。一般の方への情報提供を目的としたものではありませんので、あらかじめご了承ください。

あなたは歯科医療従事者ですか?

ご利用にはログインが必要です

この機能やページの閲覧は、会員の方のみご利用いただけます。
会員登録または、ログインを行ってください。

※現在、歯科医師の方のみ会員登録いただけます。

閉じる